ソニーは14日、家族や恋人、親しい友人などの身近な相手と写真を共有し、メッセージをやり取りできるコミュニケーションアプリ「Post shot(ポストショット)」の配信を開始した。 「Post shot(ポストショット)」は、Androidスマートフォン向けの無料アプリ。「より身近な相手とのコミュニケーションに特化したい」「不特定多数の人が閲覧可能なウェブサービスにさまざまな写真や個人情報を出すことに抵抗がある」などの声をもとに開発されたという。 「Post shot」では、同アプリをインストールしたスマホ同士を近づけ、同時に設定ボタンを押し、「友達を追加」することで、2人だけのアルバムが作成される。アルバムは最大20個まで作成可能で、同じ相手と複数アルバムを作成することもできる。アルバム内の画面上部に隠れているカメラをプルダウンして撮影すると、すぐにアルバムを共有している相手にも送信される。またスマートフォンに保存してある写真を選択して送ることも可能。さらに、共有した写真をタッチすれば、写真にハートマークを付けたり、テキストでコメントを付けたりすることもできる。 このように「Post shot」で共有される写真は、「Post shot」のサーバ上ではなく、スマートフォン内に保存される仕組みを採用している。さまざまな関係の人とつながる一般的なSNSとは異なり、ユーザーは、伝えたい相手だけに、リアルタイムで写真をベースにしたメッセージのやり取りが可能となっている。そのため、“公開設定を間違えて、特別な写真を知らないうちに不特定多数に見られてしまう”といった心配がないのが特長だ。 対応端末は、Android 2.3.3以上(API Level 10以上) のAndroidスマートフォン(タブレット端末は動作保証の対象外)。アプリはGoogle Playより無料でダウンロード可能だ。