総務省は11月30日、2人以上の世帯の家計調査報告について、2012年10月分の速報結果を公表した。消費支出は、1世帯あたり284,238円で前年同月比実質0.1％の減少、前月比実質0.6％の増加。このうち教育費は、14,951円と3か月ぶりの実質増加で、前年同月比実質2.2％の増加となった。 同調査は、一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査している。 教育費14,951円の内訳をみると、「授業料等」12,639円（前年同月比実質6.6％増）、「教科書・学習参考教材」117円（同59.5％減）、「補習教育」2,194円（同11.9％減）である。 また、同省が11月30日に公表した「消費者物価指数」によると、2010年を100としたときの10大費目指数のうち「教育」は98.3で、前年同月比は0.4％増である。
