立命大の土曜公開講座で祇園囃子のデジタル化に挑戦、12/15開催

 立命館大学は毎週土曜日に開催する土曜公開講座の一環として12月15日、同大学情報理工学部の西浦敬信准教授による「祇園囃子の記録と再現−お囃子のデジタル化に挑戦−」を開催する。参加費無料、事前申込みは不要。

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立命館大学・土曜公開講座(webサイト)
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 立命館大学は毎週土曜日に開催する土曜公開講座の一環として12月15日、同大学情報理工学部の西浦敬信准教授による「祇園囃子の記録と再現−お囃子のデジタル化に挑戦−」を開催する。参加費無料、事前申込みは不要。

 立命館土曜講座は、当時の学長だった故末川博名誉総長が、「学問や科学は国民大衆の利益や人権を守るためにあること、学問を通して人間をつくるのが大学であり、大衆とともに歩く、大衆とともに考える、大衆とともに学ぶことが重要」であると提唱したことを受け、大学の講義を市民に広く開放し、大学と地域社会との結びつきを強めることを目指し設けられたもの。

 今回の公開講座では、祇園囃子をはじめとする無形文化財のデジタル化に関する研究を紹介。祇園祭は京都の伝統行事であり、日本三大祭の1つ。みどころはさまざまな装飾品で飾られた山鉾(有形文化財)が京都市内をめぐる「山鉾巡行」で、その山鉾の舞台にて演奏されるのが祇園囃子(無形文化財)だ。

 近年の急速なデジタル技術の発展に伴い、歴史的価値の高い重要文化財をデジタル化して保存する技術が注目されている中で、山鉾のような有形文化財に加えて祇園囃子のような無形文化財も併せてデジタル化することで、祇園祭という有形・無形文化財のデジタル保存に挑戦する。同研究では、祇園囃子を高忠実に保存・記録するだけでなく、マルチ点音源スピーカを用いて、あたかもその場にいるかのような没入感の高い音場再現にも取り組むという。さらに、Web上にて手軽に祇園囃子を体験できる「祇園祭山鉾巡行の音場体験Web システム」も構築。本講座では、いくつかの祇園音場に関するデモンストレーションも交えて、祇園囃子の音場を体験することができる。

◆土曜公開講座・祇園囃子の記録と再現
日時:12月15日(土)14:00〜16:00
会場:立命館大学 末川記念会館講義室
参加費:無料
申込み:不要
《水野こずえ》

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