学習院大、補欠・不合格者全員に国語の再試験を実施…約3千人が対象

 学習院大学は2月13日、交通機関の乱れによる800名規模の遅刻者により、受験者に動揺を与えた可能性があるとして、同学部の補欠合格者と不合格者を対象に、国語の再試験を行うと発表した。対象者は約3,000人で、再試験は3月10日の午後1時から行われる。

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経済学部入学試験当日の経緯と「国語」の再試験実施についてのお知らせ
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 学習院大学は2月13日、交通機関の乱れによる800名規模の遅刻者により、受験者に動揺を与えた可能性があるとして、同学部の補欠合格者と不合格者を対象に、国語の再試験を行うと発表した。対象者は約3,000人で、再試験は3月10日の午後1時から行われる。

 同大学で経済学部の入試があった2月6日は、降雪のためJRなどで通常の7割ほどの「間引き運転」となった。さらに人身事故の影響も加わり、遅延や運休が発生するなど交通ダイヤが大きく乱れた。この影響で、1時限目の国語の試験に予想をはるかに超える約800人が遅刻し、受験者に動揺を与えた可能性があるという。このため、特定の受験者に不利益が生じないよう、補欠合格と不合格者全員について再受験を実施することにした。

 再試験日時は2013年3月10日(日)13時00分~14時30分。再試験関係書類の郵送は、2月14日に速達で補欠者と不合格者全員に発送される。再試験に出願できる受験者は、「補欠者・不合格者のうち、国語の試験時間が90分を確保されなかった人」または「受験上の不利益を被ったと認識された人」。再試験の出願期間は2013年2月14日~2月20日(締切日消印有効)まで。郵送のみの受付けとなる。
《楠原 恵子》

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