1日1単語の習得で読み書きがすらすらに…小中学生向け「英語カレンダー」公開

 1日1単語の習得で英単語力向上を目指す小中学生向けの「英語カレンダー」が作成され、Web上に無償で公開されている。1週間単位をA4サイズにまとめており、プリントして家庭や教室などに掲示すれば、苦手克服に一役買ってくれそうだ。

教育・受験 学習
1週間単位になっている「英語カレンダー」
  • 1週間単位になっている「英語カレンダー」
  • 「音の足し算」で楽に英単語を覚えることができる
 1日1単語の習得で英単語力向上を目指す小中学生向けの「英語カレンダー」が作成され、Web上に無償で公開されている。1週間単位をA4サイズにまとめており、プリントして家庭や教室などに掲示すれば、苦手克服に一役買ってくれそうだ。

 作成したのは、不登校や学習につまずきがちな子どもたちの支援活動に取り組むNPO法人リヴォルヴ学校教育研究所。同研究所が2012年2月に公立中学校の1年生(162名)を対象に行った調査では、10%以上の生徒が英語の読み書きに深刻な困難を抱えていた。つまずきの理由には、音に関する気づきの不足と「h+it =hit/hat-h=at」のような音韻操作(音の足し算・引き算)への不慣れがあることから、つまずきの回避や軽減につながればと英語カレンダーを作り、公開した。

 カレンダーでは、「 jet ⇔ net ⇔ ten ⇔ tent 」など、音の足し算や引き算をしながら、英単語を覚えていく。例えば、「sing(歌う)」を覚えれば、「ring(指輪)」や「wing(翼)」、「stream(小川)」を覚えれば「dream(夢)」や「cream(クリーム)」などが簡単に読み書きできるようになるという。「デパート」のようなカタカナ語としてなじみが深い語を中心に取り上げていることも特長で、カタカナ語の知識を生かしながら、英単語力を高めていく。

 1週間分をA4サイズ1枚にまとめており、現在、3月1日から5月4日分のカレンダーが公開されている。今後はカレンダーに合わせた練習シートの公開も予定している。
《奥山直美》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top