CALL(Computer Assisted Language Learning)は、「コンピュータ支援語学学習」という意味だ。語学教育の方法論の分野で生まれた言葉だという。情報通信技術の急速な発達が教育研究の場にも大きく影響している状況の中、コンピュータが統合する複合メディア環境における語学の習得に対する期待は大きくなっている。こうした環境を上智大学ではCALLシステムと呼んでいる。コンピュータの利用が最大限に有効となるように、コンピュータ以外の種類や用途、性格がさまざまに異なる要素を融合した、多くの人の能力を引き出す語学学習の体制作りを目指しているという。
2014年度から必修化されるCLIL(Content and Language Integrated Learning)では基礎的なアカデミック英語運用能力を高めていき、さまざまな学術分野について英語で理解を深め、論理的、批判的な思考を通して英語で発信する能力等の養成していく。
そして、2015年度からは、従来の一般入学試験方式に加え、アカデミック英語能力判定試験TEAP(Test of English for Academic Purposes)利用型の入学試験制度を導入。TEAP(ティープ)とは、上智大学と日本英語検定協会が共同で開発したもので、大学のアカデミックな場面での英語運用力を測定するテストとなる。テストの形式は、総合的な英語力を測定するために、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能で構成されている。