【高校野球】夏の甲子園2013 「逆転に次ぐ逆転」12日目(8/19)の結果

 甲子園12日目の8月19日、手に汗握る接戦を制したのは花巻東、日大山形、前橋育英、延岡学園の4校。すべての試合で逆転の場面が見られ、さらには2戦サヨナラ勝ちを収めるなど本当に見ごたえのある試合だった。試合内容を見ていこう。

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12日目の結果(第1試合、第2試合)
  • 12日目の結果(第1試合、第2試合)
  • 12日目の結果(第3試合、第4試合)
 甲子園12日目の8月19日、手に汗握る接戦を制したのは花巻東、日大山形、前橋育英、延岡学園の4校。すべての試合で逆転の場面が見られ、さらには2戦サヨナラ勝ちを収めるなど本当に見ごたえのある試合だった。試合内容を見ていこう。

【第1試合】鳴門(徳島)4-5花巻東(岩手)
 花巻東が逆転勝利を収め4年ぶりにベスト4進出を決めた。序盤は投手戦となったこの試合、先制点をあげたのは花巻東だった。6回に3番・岸里選手が特大の先制2点本塁打を決めてゲームを動かすとその裏鳴門が5番・稲岡選手、7番・松本選手の適時打で3点を返し、早くも勝ち越しに成功した。しかしここで終わる花巻東ではなかった。8回に2死二塁の場面で5番・多々野選手、6番・山下捕手、7番・茂木選手の3者連続適時打で逆転した。9回に鳴門が最後の猛攻をみせたが、後続が倒れベスト4進出ならなかった。

【第2試合】明徳義塾(高知)3-4日大山形(山形)
 日大山形が3度追いついての逆転勝ちをみせた。「山形県の歴史を一歩前進させられた」荒木監督の言葉だ。常に明徳義塾が1点先制する形でゲームが進む。その度に日大山形が追いついてきた。8回、3番・峯田選手の左中間を破る適時三塁打で同点とすると、5番・吉岡選手の適時打で勝ち越し、これが決勝打となった。明徳義塾は8回に1死満塁の場面でスリーバントスクイズを決められず、チャンスを逃した。

【第3試合】前橋育英(群馬)3-2常総学院(茨城)
 前橋育英が延長10回にサヨナラ勝ちし、初出場でベスト4進出を決めた。常総学院・エース飯田投手が甲子園2失点という好投をみせチームをけん引したが、無念の降板。前橋育英は交代した金子投手から6番・板垣選手の二塁打、続く7番・高橋(光)選手の適時三塁打で2点を返し同点とすると、延長10回に3番・土屋のセンター前適時打でサヨナラ勝ちを収めた。それでも常総学院・飯田投手の好投は特筆すべきものだった。

【第4試合】富山第一(富山)4-5延岡学園(宮崎)
 延岡学園が今日2度目のサヨナラ勝ちを収め、初のベスト4進出を決めた。1点を追う6回、5番・濱田選手の適時三塁打と6番・田中選手のスリーバントスクイズで3点をあげ勝ち越し。またも逆転を許し迎えた8回、4番・岩重選手が適時二塁打で同点とし延長戦へ持ち込んだ。まんじりともしない試合展開の中、延長11回、濱田選手と田中選手がまたもやチャンスを作ると相手のエラーを誘い、セカンドから濱田選手がサヨナラの生還を果たした。富山第一は2回に先制点を取ると、常にゲームをリードしたが、5回に交代した宮本投手が打たれ、ベスト4とならなかった。

 13日目は今大会から初となる休息日をいれて8月21日となる。準決勝の見どころを明日8月20日にお届けする。
《田邊良恵》

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