2013年度大学入試で98大学が問題作成を外注

 全国の98大学が2013年度大学入試で問題作成を予備校など外部に委託していたことが、文部科学省の調査で明らかになった。98大学のうち、私立が97大学、公立が1大学、国立はなし。

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 全国の98大学が2013年度大学入試で問題作成を予備校など外部に委託していたことが、文部科学省の調査で明らかになった。98大学のうち、私立が97大学、公立が1大学、国立はなし。

 同省は、2013年度の大学入試問題作成について、全国の740大学を対象に外注状況を調査した。2007年に初めて実施した調査では、741大学のうち、私立が71大学、国公立はなかった。これを受けて、同省は2007年7月に「試験問題の作成は、各大学の受け入れ方針に基づき、各大学が自ら行うことを基本とすること」と各大学に通知していた。

 しかし、2013年度大学入試では、27大学増の98大学が問題作成を外注。同省では「外部に試験問題の作成を行わせることは、大学入試の機密性や公平性、中立性の確保の観点から、社会的な疑念を招く恐れがあり好ましくないことから、慎重に対応すること」としている。なお、大学名については公表していない。
《工藤めぐみ》

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