文藝春秋は11月12日、高校生が選んだ「文春文庫」人気作品ベスト30を発表した。30位までの結果と上位10作品の感想の一部は、13日より文藝春秋のサイト「本の話WEB」に掲載されている。 同社は創立90周年を記念し、若い人たちにより本に親しんでもらおうと、全国の高校図書館に文春文庫を送る「高校図書館『文春文庫』プレゼント」を実施。図書委員の生徒に「あなたが選ぶ文春文庫ベスト10」選び、感想文を添えてアンケートに答えてもらうというもの。4月15日から6月15日の2か月間にわたって募集し、全国約300校から応募が寄せられたという。 アンケートを集計した結果、1位「カラフル」(森絵都)、2位「三匹のおっさん」(有川浩)、3位「容疑者Xの献身」(東野圭吾)、4位「探偵ガリレオ」(東野圭吾)、5位「悪の教典(上・下)」(貴志祐介)となった。東野圭吾の作品はベスト10に3作品、11位~30位に5作品がランクインした。◆高校生が選んだ「文春文庫」人気ベスト30(上位10作品)1位「カラフル」(森絵都)2位「三匹のおっさん」(有川浩)3位「容疑者Xの献身」(東野圭吾)4位「探偵ガリレオ」(東野圭吾)5位「悪の教典(上・下)」(貴志祐介)6位「手紙」(東野圭吾)7位「プリンセス・トヨトミ」 (万城目学)8位「死神の精度」(伊坂幸太郎)9位「インシテミル」(米澤穂信)10位「武士道シックスティーン」(誉田哲也)