2歳児から、母子分離が始まりますが、お子さんにとって、お母さまと離れるのは初めての経験。お母さまにとっても、他人に子どもを預けるのは初めての経験です。慣れるまでは、お子さんが激しく泣くのでお母さまもいっしょに泣いてしまったり、「もうやめようか」と言われることもあります。そういうとき、「辛いよね」とお母さまの気持ちに寄り添ってから「でも、しっかり私たちが見ますから、安心してください」と言って送り出すんです。 そのうちお子さんも慣れて、笑顔で「行ってきます」と言うようになります。--キッズパルのレッスンの流れを教えてください。染谷先生:レッスンは週1回1時間が基本です。内容はクラスによって異なりますが、2~3歳児の場合、入室したら、パズルなど1人でできる簡単な遊びをします。生徒たちがそろったら挨拶をし、歌や手遊びをします。その後、ことばや文字(にほんご活動)、数(さんすう活動)など、小学校での学びにつながる遊び、造形活動、運動、英語タイムが続きます。終了5分前には保護者にお子さんのその日の授業での様子を伝えます。--「先生がよい幼児教室」として評価されましたが、研修制度などについて教えてください。染谷先生:研修はとても充実しています。講師として採用されたら、3日間の新人研修で、キッズパルの考え方や授業技術などを学びます。その後、教室に派遣され、1年間はベテランの講師がついてサポートに当たります。派遣後研修が年3回あるほか、ベテラン講師が教室を巡回して指導することもあります。エリアごとに、地域リーダー的な講師がいて、指導のことや保護者の方との関わり方、なんでも相談できる体制も整っているので、安心して長く働ける環境です。--子どもたちにとってキッズパルの魅力はどのようなところだと思いますか。染谷先生:いけないことはいけない、と注意しますが、基本的に、子どもたちのすべてを受け入れ、決して否定しないことでしょうか。よいところを見つけて「すごいね」「いいね」という声掛けをしたり「大丈夫だよ」と励ましたり、いつでも両手を広げて「何でも受け止めてあげるよ」という気持ちで接しています。荻野先生:子どもたちにとっては、キッズパルの先生が、人生で初めて出会う先生。もう12年間もここで講師をしていますが、高校生になった元生徒さんが訪ねてきてくれることもよくあるんですよ。「まだいてくれたんだ、よかった」と言ってもらえると嬉しいですね。--今後準備されている新サービスや企画がございましたら教えてください。染谷先生:3月から、これまでの「あそびからまなび」というコンセプトはそのままに、カリキュラムを一新します。「ハンズオンタイム」というさまざまな体験楽習と、「シートタイム」というワークシートを使った楽しく学ぶ楽習の2本柱で、前向きに問題を解決する力「がんばる脳」と、人と気持ちの良い関係を築く能力「まるい心」をそだてるプログラムです。 また、これまでもパソコンを使った学びを行ってきましたが、これからは1人につき1台のタブレット端末を導入し、教育アプリを使った体験楽習も行います。遊びから子どもの興味や関心を引き出し学習への興味をそだてるという、キッズパルの「あそびからまなぶ」というコンセプトを軸にこれからも活動してまいります。--ありがとうございました。 リセマムは、2013年8月22日~8月29日、幼児教室に通っている未就学児をお持ちの保護者を対象に、学習教室、リトミック教室、音楽教室における満足度調査を実施し、「イード・アワード2013 幼児教室」として9月に発表。ミキハウスキッズパルは、「先生がよい幼児教室」部門賞を獲得した。