「遊びから学ぶ」幼児教室、ミキハウスキッズパル…家庭と先生のつながりを重視

 ミキハウスキッズパル(以下キッズパル)は、イード・アワード2013 幼児教室において「先生がよい幼児教室」として部門賞を受賞、船橋西武教室で12年間の長きにわたって指導にあたっている、染谷裕子先生と、荻野麻由子先生に教室の特徴などについて聞いた。

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ミキハウスキッズパルは幼児教室の「先生がよい幼児教室」部門賞を受賞
  • ミキハウスキッズパルは幼児教室の「先生がよい幼児教室」部門賞を受賞
  • 船橋西武教室の染谷裕子先生
  • 船橋西武教室の荻野麻由子先生
  • 子どもたちがパソコンで作った作品
 イード・アワード2013 幼児教室において「先生がよい幼児教室」として部門賞を受賞したミキハウスキッズパル(以下キッズパル)、船橋西武教室で12年間の長きにわたって指導にあたっている、染谷裕子先生と、荻野麻由子先生に教室の特徴などについて聞いた。

--このたびはご受賞おめでとうございます。受賞の感想をお聞かせください。

染谷先生:とても嬉しいです。キッズパルのコンセプトは、「あそびからまなび」。何かを教え込むのではなく、お子さんが楽しく遊んでいるうちに「いつのまにかこんなことができるようになった」「できるのが嬉しくてまた行きたい」と思ってもらえる教室を目指しています。今までみんなでやってきたことが、お母さまたちに伝わったのだなと、大変嬉しく思っています。

--キッズパルのエリア展開、教室数、生徒数を教えてください。

染谷先生:キッズパルは、全国に約100店舗あると言われる百貨店の中の約50店舗で展開しています。生徒数は全国約5,000人、1クラスあたり7~8人と少人数の指導をしています。

--キッズパルにはどのようなコースがありますか。それぞれの特徴を教えてください。

染谷先生:1~2歳児のクラスから始まり、年齢ごとに小学校2年までのクラスを用意しています。1歳児は、親子で一緒に活動します。ここでしっかり親子の絆を作ることが、2歳以降の母子分離の基礎となります。2~3歳児クラスからはお母さまと離れて、返事や挨拶ができたり、順番を待つことができたり、友だちと仲良く遊んだり、基本的な生活習慣と社会性を身につけます。だんだん遊びも高度なものになり、小学校の国語や算数につながる知識も身につけていくことができる内容となっています。

--保護者の方は、キッズパルにどのような期待をされていますか。

荻野先生:お子さんの年齢によって異なります。1歳児のお母さまは、家で子どもと2人だけでどう過ごしたらいいかわからない、母子ともに友達が欲しいという理由で来られる方が多いです。2歳児になると、幼稚園に入る前に、母親と離れて過ごすことや、集団生活に慣れさせたいというお母さまが多いですね。「幼稚園や小学校の受験対応はしてくれますか」と尋ねられることもありますが、受験対応はしていません。

 嬉しかったのは、1歳児クラスから通っていて、2歳児から受験対応の幼児教室にお子さんを入れられたお母さまが「キッズパルは子どもも楽しく通っているし、私もここが落ち着くから」とキッズパルも辞めずに続けてくださったこと。「受験対応の教室とは求めるものが違うから」と言ってくださったときは、私たちのやってきたことが伝わっていたと感じました。

--キッズパルの特徴を教えてください。

染谷先生:講師2人体制で、お子さん一人ひとりをしっかり見ているということです。1人が見逃したり聞き逃したことがあっても、もう1人が必ずフォローできます。「あの子は、こんなことができるようになったよ」などと常に情報を共有することで、より子どもたちのことを理解できますし、子どもたちにとっても、先生が2人いるということが安心感につながっているようです。

荻野先生:お子さんたちだけでなく、お母さまの心にも寄り添うことができるのも特徴だと思います。お母さまが笑顔でなければ、お子さんも笑顔になれません。ですから、お母さまとの信頼関係づくりを、とても大切にしていますね。
《石井栄子》

石井栄子

子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行うフリーライター兼編集者。趣味は登山とヒップホップダンス、英語の勉強。「いつか英語がペラペラに!」を夢に、オンライン英会話で細々と勉強を続けている。最近編集を手掛けた本:『10歳からの図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」』(平本督太郎著 メイツ出版)、『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』(増田史著 ナツメ社)『13歳からの著作権 正しく使う・作る・発信するための 「権利」とのつきあい方がわかる本』(久保田裕監修 メイツ出版)ほか多数

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