【中受を終えて 6】入学、日々の学習、そして文化祭…麻布の自由とは

 2014年4月8日の午前10時、中庭の桜が満開の中、麻布中学校の入学式が挙行されてから早2か月。息子は、平秀明校長先生のお話や先輩生徒の助言を胸に日々の学業に励む一方で、開催間近となった文化祭にも注力しているようです。

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 2014年4月8日の午前10時、中庭の桜が満開の中、麻布中学校の入学式が挙行されてから早2か月。息子は、平秀明校長先生のお話や先輩生徒の助言を胸に日々の学業に励む一方で、開催間近となった文化祭にも注力しているようです。入学式で語られた麻布の「自由」と入学後の様子を共有させていただきたいと思います。

◆麻布の自由とは

 2014年4月8日の午前10時、中庭の桜が満開の中、麻布中学校の入学式が挙行されました。詰襟も初々しい新入生たちは学級担任の先生に先導されながら、講堂に入場。入学式での平校長先生のお話の中に、創設者である江原素六先生の生徒への眼差しにかかわるエピソードがあり、私学というのは創設者の「志」を根幹とした教育がなされる場所であることを改めて感じました。

 平校長先生からの新入生に訴える言葉の中には、「二兎を追ってほしい」「こだわりをもってほしい」「憧れとなる先輩を見つけてほしい」など、麻布は自由を認められているけれども、その行使に誠実に向き合っている高校生の姿がありました。

 新入生に対して、「後ろを振り返ってほしい。君たちの後ろにいる保護者の方々のおかげで、君たちは麻布生になれたのだ。感謝の気持ちを忘れないでほしい」という先輩の言葉には、目頭を押さえる保護者の姿も見られました。

 続いて、6月13日から15日に開催される、文化祭実行委員長からの歓迎の言葉もありました。自ら、黄色く染めた髪の毛のことを話題にしながらも、自治活動の大切さを訴え、保護者に対してはあたたかく見守ってほしいと熱く訴える姿に、壇上でうなずく先生方もあり、決して放任ではない麻布の校風を実感することができました。

◆中学校生活の始まり、日々の学習方法と英語力

 新入生オリエンテーションが終わり、授業が始まると、数学は代数と幾何、理科は物理、化学、生物、地学を万遍なく学びます。授業の進度は早く、1日最低でも2時間の家庭学習を求められます。息子には、各教科別のノートを持ち込むのではなく、1冊のノートに大切な事項を漏らさず書き取り、家に帰ってきてから教科別のノートを作っていた自分の中学高校時代の学習法を伝えました。まだ親の話を聞いてくれているようですが、そのうち、自らに合った学習法を生み出していくことでしょう。

 ある先輩からは、「麻布では上位4分の1に入っていれば、東大に行ける。だから大切な中学高校時代、好きなことに熱中してほしい」というアドバイス。息子は将棋部に入ることを夢見て受検勉強に取り組んできたこともあり、受検勉強から解放された今、時間も忘れて将棋に熱中することでしょう。

 一方、世の中ではグローバル人材の育成が叫ばれています。開成では海外大学進学者数を公表するようになり、麻布からも東大に合格しながらも、9月からアメリカの大学に進学する、という事例がでてきているようです。英語を使いこなす力は、どのような進路をたどるにせよ、可能性を拡げていくには、必須の力となることでしょう。

 わが家では、3月31日からNHKラジオ第2放送の「基礎英語」1、2、3を聴き始めました。中3レベルの「基礎英語」3では、英語ネイティブの発音についていくのに四苦八苦をしているようですが、その日のうちに再放送があるので、朝6時にわからなくても、夜9時の再放送では聞き取れる単語の数が増えているようです。

 中学受検では、夜型の学習スタイルだったのですが、入学前から聞き始めた早朝リスニングで、自然と朝型の学習スタイルに転換できたようです。もし留学をすることになれば、TOEFLやIELTSといった外部テストの得点が受け入れ先の学校から問われることになりますし、親も面接に備えた英語運用能力を高めていかなければと思っているところです。

 息子が英語学習をはじめたおかげで、親も「ラジオ英会話」などの語学放送を聴き始めました。技術の進歩で、ラジオがなくても、インターネットでこれらの番組を聴くことができ、登録すればオンデマンドでも聴くことができるようになりました。学習したいという意欲があれば、自分が学生だった頃よりも、はるかに学習の壁は低くなってきています。

 また、違う先輩からは「体育祭の前には、黄色どころか赤や緑や紫の髪の毛になりますよ」とも言われました。クラスごとにカラーがあるのでしょうか。自分自身も男子校で育ったため、文化祭で緑色に髪の毛を染めたことを思い出しました。緑色の頭で仮装行列で街の中を練り歩き、そのまま路線バスに乗ったらおおいに衆目を集めたものでした。秋になり体育祭が近づけば、麻布・広尾・六本木界隈で色とりどりの麻布生を見ることができそうです。学校の先生方の説明によれば、体育祭が終われば坊主姿にする生徒もいるのだとか、これから色々な意味で男子校を実感できそうです。

 これから中高6年間を麻布で送る息子をうらやましく思いながら、登校するわが子を毎日送り出しているところです。間近となった文化祭も、大きな楽しみのひとつです。

 6回に渡って受検体験記をお読みいただきました。春は必ずやってきます。お子さんを信じ、栄冠を勝ち取られることを願っています。
《逢沢峻》

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