玉川大学&紀伊國屋書店、電子書籍を教科書として4月より順次導入

 玉川大学と紀伊國屋書店は電子書籍を教科書として学生が選択できる環境を構築する共同プロジェクトの開始に合意したと発表した。紀伊國屋書店の電子書籍プラットフォームKinoppyを利用した電子書籍版教科書が今年4月より順次導入される。

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 玉川大学と紀伊國屋書店は、電子書籍を教科書として学生は選択できる環境を構築する共同プロジェクトの開始に合意したと発表した。紀伊國屋書店の電子書籍プラットフォームKinoppyを利用した電子書籍版教科書が今年4月より順次導入される。

 KinoppyはPC、タブレット、スマホなどマルチデバイス対応となっており、「いつでもどこでも」使用することができるため、通学の合間など隙間時間を利用して予習・復習することができる。また学生は何冊もの重い教科書を持ち歩く必要がなくなる。

 玉川大学では2013年4月以降、「どれだけの単位を修得したか」を重視する履修主義から「何ができるようになったか」という修得主義への転換を図っており、学びに対し主体的に、また確実に力をつけていけるよう単位の実質化を行ったという。すでに導入されているBlackboard@Tamagawa(e-ラーニングシステム)のほか、電子書籍版教科書の導入によりこの流れがさらに大きな成果をもたらすと考えている。

 このプロジェクトでは学生は電子書籍版教科書の使用が認められた授業で紙と電子のどちらかを選んで購入し、授業では従来の紙の教科書と電子書籍が学生によって混在することになる。また紀伊國屋書店は、担当教員によって電子書籍を使用した場合の学習実態を評価し、将来的な電子書籍の利便性・有効性の向上に繋げたいとしている。
《田邊良恵》

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