東大理学部、公開講演会「理学の潮流」4/27…小学生から社会人まで参加可能

 東京大学理学部は、第25回公開講演会「理学の潮流」を4月27日、東京大学本郷キャンパスで開催する。3人の教授がそれぞれ磁石、海の流れ、宇宙について講演するイベントとなっている。

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開講演会「理学の潮流」
  • 開講演会「理学の潮流」
  • 生井飛鳥助教授
  • 升本順夫教授
  • 田村元秀教授
 東京大学理学部は、第25回公開講演会「理学の潮流」を4月27日、東京大学本郷キャンパスで開催する。3人の教授がそれぞれ磁石、海の流れ、宇宙について講演するイベントとなっている。

 講演では、「驚くような高性能の磁石はどのようなものか」「海の流れは物質をどのように広げるのか」「宇宙に生命が宿る水のある惑星はあるのか」、3つの分野から、理学の新しい潮流を紹介する。

 生井飛鳥助教授の講演「鉄さびの仲間で創る高性能磁石」では、鉄さびを化学的なアプローチで合成して創り出した「イプシロン型‐酸化鉄」を紹介。極めて大きな磁気ヒステリシスや高い周波数の電磁波を吸収するなど、高性能な磁石である新種の酸化鉄について、その可能性を解説する。

 升本順夫教授の「海は自然のブレンダー ~海の中での物質の広がり~」では、物質は海の中をどのように広がって行くのかを考える。一例として、福島第一原子力発電所から漏洩した放射性核種の海洋内での広がりについて、数値モデルを用いたシミュレーションで再現する試みを紹介する。

 田村元秀教授の「太陽系外惑星と宇宙における生命」では、惑星表面上で水が液体で存在しうる「ハビタブル惑星」や「水惑星」など、系外惑星観測の進展と最前線を紹介。地球型惑星候補を含む代表的な惑星の姿や、系外惑星観測の将来計画を解説する。

◆第25回東京大学理学部公開講演会「理学の潮流」
日時:4月27日(日)14:00~17:00(開場13:00)
会場:東京大学本郷キャンパス 法文2号館 法学部 第31番教室
対象:小学生から大学生、社会人
定員:700名(先着順)
入場料:無料
申込:事前申込不要
《水野こずえ》

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