意外に知らない自転車の選び方や安全に乗るためのメンテナンス方法

 自転車の購入時にもっとも気にすることは、何だろうか。新入学を控え、3~4月は1年でもっとも自転車が売れる時期だという。通学はもちろん、保育園や幼稚園の送り迎えなどのために自転車を購入する人が多いようだ。

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自転車ジャーナリストの遠藤まさ子氏
  • 自転車ジャーナリストの遠藤まさ子氏
  • 自転車のブレーキテスト、日本車両検査協会東京検査所
  • 自転車のブレーキテスト、日本車両検査協会東京検査所
  • 機械的なブレーキテスト、日本車両検査協会東京検査所
  • タイヤが濡れた状態でのブレーキテスト、日本車両検査協会東京検査所
  • フレームの強度テスト、日本車両検査協会東京検査所
  • フレームの強度テスト、日本車両検査協会東京検査所
  • リフレクターの説明をする日本車両検査協会の担当者
 自転車の購入時にもっとも気にすることは何だろうか。新入学を控え、3~4月は1年でもっとも自転車が売れる時期だという。通学はもちろん、保育園や幼稚園の送り迎えなどのために自転車を購入する人が多いようだ。自転車の選び方やメンテナンス方法などについて、自転車ジャーナリストの遠藤まさ子氏と日本車両検査協会の小野田元裕氏に聞いた。

◆自転車の賢い選び方

 自転車ジャーナリストの遠藤まさ子氏は、自転車購入の際によく聞かれるのが、「軽い自転車がほしい」「絶対パンクしない自転車がほしい」「音鳴りがしないブレーキがいい」の3点だとした上で、「乗り物なのに、安全性を気にする人がほとんどいないのが現状」と話す。

 自転車がある程度重いのにはわけがあると遠藤氏。耐久性、安全性を考慮してパイプを太くしたり、内部に筋交いを入れたりと、見えない工夫が多く、普通の自転車で18~20kg、電動アシスト車で28~33kgは、安全のためには必要なようだ。

 パンクについて遠藤氏は、パンクしにくいウレタンタイヤもあるが、重量やタイヤのクッション性などといったデメリットもあると話す。普通のタイヤをメンテナンスしながら乗ることのほうが快適かもしれないという。「できればパンク修理くらいは、ママでもマスターしてもいいのでは」とコメントした。

 ブレーキについても、定期的にメンテナンスをすることで、静音性がキープできるという。ブレーキについて気をつける必要があるのは、1台の自転車に数種類のブレーキが使用されており、メンテナンス方法が異なるということ。「絶対にオイルを差してはいけないもの、適度なオイルが必要なものがある」と遠藤氏、音を静かにしたいからと注油するのはとても危険だ。
《石井栄子》

石井栄子

子育てから、健康、食、教育、留学、政治まで幅広いジャンルで執筆・編集活動を行うフリーライター兼編集者。趣味は登山とヒップホップダンス、英語の勉強。「いつか英語がペラペラに!」を夢に、オンライン英会話で細々と勉強を続けている。最近編集を手掛けた本:『10歳からの図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」』(平本督太郎著 メイツ出版)、『10代から知っておきたいメンタルケア しんどい時の自分の守り方』(増田史著 ナツメ社)『13歳からの著作権 正しく使う・作る・発信するための 「権利」とのつきあい方がわかる本』(久保田裕監修 メイツ出版)ほか多数

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