【高校野球】春のセンバツ2014 5日目結果と6日目のみどころ

 3月21日に開幕した第86回選抜高校野球大会、5日目の25日は1回戦3試合が行われた。試合結果と大会6日目(26日)の見どころをまとめた。

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 3月21日に開幕した第86回選抜高校野球大会、5日目の25日は1回戦3試合が行われた。試合結果と大会6日目(26日)の見どころをまとめた。

【第1試合】広島新庄(広島)6-0東海大三(長野)
 「あとひとつの新庄」と言われてきた広島新庄が春夏通じて初の甲子園で、エース・山岡の危なげない投球で完封勝ちし2回戦にコマを進めた。1回に5番・奥田(慎)がレフト前へ適時打を放ち先制すると、5回に9番・山岡から4者連続安打で2点を追加。その後も得点を重ね東海大三を突き放した。

 東海大三は2回に2死二塁、6回に無死の走者を出したものの、後続が山岡の力投の前に倒れ、一度も三塁を踏むことなく1回戦突破はならなかった。

【第2試合】今治西(愛媛)1-5桐生第一(群馬)
 全員安打の11安打と2年生エース・山田の制球力のある直球とカーブで打撃と投球が光った桐生第一が、春のセンバツ23年振りとなる勝利を収めた。1回に4番でエースの山田がセンター前に適時打を放ち1点を先制すると、2回に7番・久保のセンターの頭を大きく超える左中間適時二塁打、続く8番・久保田のレフト前安打でチャンスを広げこの回3点を追加。バントを確実に決め好機を活かすチームプレーで終わってみれば5得点をあげた。

 打線が好調の今治西だったが、4回に1番・田頭が三盗を決め1死三塁の場面でチャンスを生かしきれず、9回に相手の失策で1点を返すも勝利を掴むことができなかった。

【第3試合】大島(鹿児島)2-16龍谷大平安(京都)
 春のセンバツ出場回数史上最多を誇る龍谷大平安が先発全員安打、さらに全員打点で大量得点を生み堂々の勝利を飾った。奄美群島から初の甲子園出場となる大島は1回から2死満塁のチャンスを掴むなど流れを作ったが、4・5回の大事な勝機を生かせなかった。その後も走塁ミスが目立ち、ホームへの道が遠い。

 序盤こそ流れを掴めずにいた龍谷大平安は3回に9番・元氏の大会第7号本塁打で先制すると、5回に6番・常がタイミングをバッチリ合わせた打球をそのままレフトスタンドへたたき込む2点本塁打。6回以降も2番・大谷の右中間を大きく破る適時三塁打、3番・姫野のレフト方向への適時三塁打、7番・石川の左中間へ適時三塁打と長打も絡め、16対2の大勝となった。

 大会6日目となる26日には第1試合は1回戦最後の戦いとなる春夏連覇を果たした経験を持つ強豪・横浜(神奈川)と北條を中心とした強力打線が武器の八戸学院光星(青森)の対戦。第2試合となる2回戦最初の戦いは神村学園(鹿児島)と福知山成美(京都)の対戦。投手戦となりそうな両チームの行方が気になるところだ。第3試合の履正社(大阪)と駒大苫小牧(北海道)の戦いは履正社の打線と駒大苫小牧の機動力という両チームの武器をいかした展開を作れるかがカギとなる。
《田邊良恵》

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