ネスレ、宮城県の小学校で食育・運動の特別授業を実施…小2親子20組が参加

 ネスレ日本とニュートリション運動推進会議子どもの健康づくり委員会は7月5日、宮城県美里町立中埣小学校の2年生とその保護者20組を対象とした食育と運動の特別授業を行った。生活習慣が乱れがちな夏休みを前に、栄養と運動の必要性を学んだ。

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栄養プログラム
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  • 宝あつめ鬼ごっこ
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 ネスレ日本とニュートリション運動推進会議子どもの健康づくり委員会は7月5日、宮城県美里町立中埣小学校の2年生とその保護者20組を対象とした食育と運動の特別授業を行った。小学生親子は、生活習慣が乱れやすい夏休みを前に、栄養と運動の必要性を学んだ。

 今回の特別授業は、「ネスレヘルシーキッズプログラム」としてネスレが事業展開している国々で行っている子ども向け健康教育プログラム。日本では、「食べること」と「からだを動かすこと」に対する子どもたちの関心が低く、栄養と運動を結び付けた体づくりを意識させることを目的に実施しているという。

 中埣小学校では、「栄養プログラム」と「運動プログラム」の2つを実施。「栄養プログラム」では、3色(赤・黄・緑)の食材の大切さをロボットを使いながら説明。児童は、どの食材がどの色に当てはまるかなどといった講師の質問に答えながらプログラムは進んだ。

 また、朝食の大切さを学ぶ部分では、朝食を食べているロボットと食べていないロボットのパネルを使い、食べているロボットには体温、運動、勉強などといった生活に必要なパワーがあることを解説。パワーを得るには、朝食が必要だということをわかりやすく伝えていた。

 「運動プログラム」では、「ヘルシーキッズBRTプログラム」と「ヘルシーキッズ鬼ごっこ」の2つを実施。「ヘルシーキッズBRTプログラム」では、「スピン」「クロスホッピング」「ボディジャンケン」の順番に親子交代でチャレンジ。バランス、リズム、タイミングの3つ基礎的な身体能力の要素を取り入れていることが特徴で、特に親子の「ボディジャンケン」対決は、盛り上がりをみせていた。

 「ヘルシーキッズ鬼ごっこ」では、「じゃんけん鬼」と「宝あつめ鬼ごっこ」を実施。「じゃんけん鬼」は、体育館内に4つのカラーコーンを設置し、エリア内で親子ペアがお互いがぶつからないように早歩きで逃げ、追いかけるという運動。気軽にたくさん体を動かすことができるため、体を動かすことが苦手な子どもでも楽しめる内容だった。

 「宝あつめ鬼ごっこ」は、児童4グループ、保護者4グループに分かれ、コートの中心に置かれた赤・黄・緑の宝を各児童が順番に宝を取りに行くというもの。グループ対抗のゲームで、3色すべてが揃うと勝ちという内容だった。児童チームと保護者チームの対戦になったこともあり、この日のプログラムの中でもっとも盛り上がった企画だった。

 イベント終了後、父親とともに参加した男の子は「夏休みは、運動会で1位をとれるよう、運動を頑張りたい」とコメント。父親も「子どもと良い汗をかいた」「朝ご飯や水分補給の話もためになり、今後も気をつけていきたい」と話していた。

 担当教諭の佐々木健氏は、普段の家庭科の授業と違った教え方で、児童の理解が深まったのではないかとコメント。「BRTプログラムは、10歳までに必要な運動神経向上の工夫があり、鬼ごっこもさまざまバリエーションで楽しませる工夫があった」と満足していた。

 ネスレ日本のステークホルダーリレーションズ室長 冨田英樹氏は、生活習慣が乱れやすい夏休みに向け、習ったことを参考に、毎日の朝食、適度な運動、こまめな水分補給を意識してほしいとコメントした。また、今回のような親子参加型プログラムを地域でも実施することで、親子のコミュニケーションにも役立つのではないかと期待した。

 ネスレ日本は、食育や保健・体育などに役立つ無料教材を提供している。食べることと、体を動かすことの大切さを子どもに伝えるための教材を提供することで、小学校での健康教育の実践をサポートするという。
《湯浅大資》

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