【高校野球2014夏】9日目の結果と10日目の見どころ…9回の粘りも及ばず、明徳義塾散る

列島各地で猛暑日となった一日。各地とも強い日差しが照りつけるが、特に甲子園のグラウンドは観客の熱気などで40度をはるかに超える暑さだという。その暑さを演出するのが球児たちの熱闘だ。特に本日は切迫した緊張の試合が続いた。

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 列島各地で猛暑日となった一日。各地とも強い日差しが照りつけるが、特に甲子園のグラウンドは観客の熱気などで40度をはるかに超える暑さだという。その暑さを演出するのが球児たちの熱闘だ。特に本日は切迫した緊張の試合が続いた。

【第1試合】東海大四(南北海道)0-2山形中央(山形)
 東海大四の先発は初戦に続き、エースの西嶋投手。緩急を活かした投球で、山形中央打線のタイミングを狂わす。山形中央の投手も好調。先発の佐藤投手が5回まで被安打0ながら、6回からスパッと石川投手へ継投。その石川投手も好投し、9回を終えて0-0という今大会屈指の投手戦となった。そして迎えた延長10回表の山形中央の攻撃、先頭の高橋選手が四球で出塁すると、東海大四の守備陣に乱れが生じ、この回だけで送球ミスによる4失策で2点を献上してしまう。これが決勝点となり、山形中央が3回戦進出を決めた。

【第2試合】佐久長聖(長野)2-4聖光学院(福島)
 佐久長聖が初回、聖光学院の船迫の立ち上がりを攻めて先制点を奪うと、聖光学院も2回表、内野ゴロの間に1点を返してすぐさま追いつく。ポイントは4回表。聖光学院の3番柳沼選手がセンターへの2塁打で出塁するとタッチアップで3塁へ。死球を挟み、6番の飯島選手がセンターへの犠飛で逆転に成功する。さらに石垣選手の適時3塁打で1点を奪うと、この2点を守り勝利を手にした。聖光学院は進塁打や犠飛などで効率的な攻撃で、試合巧者ぶりを見せた。

【第3試合】明徳義塾(高知)3-5大阪桐蔭(大阪)
 優勝候補同士の1戦は序盤こそ大阪桐蔭が香月選手の2点本塁打などで4点をリードする意外な展開となったが、5回以降は緊迫した投手戦に。特に7回裏の明徳義塾が2死満塁で代打の切り札、田中選手を送り出すも、峯本選手の好守でしのいだ場面は緊張で息もつかせぬほど。明徳義塾は9回裏、主将でエース、4番とチームを牽引してきた岸選手の2点本塁打で食らいつく。しかし、大阪桐蔭の福島投手は冷静さを欠かさず最後は三振で締めくくった。破れはしたものの明徳義塾の粘りには熱いものを感じずにはいられなかった。

【10日目(20日)の見どころ】
 ここから3回戦。初戦を終盤の集中打で逆転した八戸学院光星(青森)は、エース中川投手が好調。打線が本来の勢いを取り戻せば勝利が近づく。対する星稜(石川)は初戦、2回戦と接戦をものにしてきた。この試合でもロースコアの戦いに持ち込みたい。

 第2試合は、作新学院から今大会最多の14奪三振を奪った山城投手を擁する沖縄尚学(沖縄)が登場。初戦と同様の投球を見せられるか? 対する二松学舎大付(東東京)は、初戦の海星戦で12安打を放った打線が活発。山城投手の高め直球と、低めのフォークといずれもボールになる球をしっかり見極めて攻略したい。

 第3試合。三重(三重)は勝利して目標のベスト8を達成したい。初戦、2回戦と堅い守りで接戦を制してきた。18日に試合をしたばかりで、エースの今井投手の疲労度が気になる。対するは城北(熊本)は東海大望洋戦で雨中の劇的な逆転勝利。「できるできる必ずできる」がモットーのチャレンジ精神をこの試合でも発揮したい。

 初戦で優勝候補の東海大相模を破った盛岡大付(岩手)と、2試合連続で10得点以上して打ち勝ってきた敦賀気比(福井)が第4試合で対戦。盛岡大付の150キロを超す直球と多彩な変化球を駆使する松本投手と、初戦は21安打、2回戦は10安打と好調を維持している敦賀気比打線の対決には否が応でも注目が集まる。
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 今大会は接戦の試合が多く見受けられるが、中でも本日は、最多得点が5点、しかもすべて2点差での決着という稀に見る投手戦の連続となった。明日からベスト8を懸けた3回戦が始まり、日程も詰まってくる。連投が続く投手も多くなるだけに、各校の打線の勢いが勝負の鍵を握りそうだ。
《朝倉尚》

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