【ワークショップコレクション10】イラストを3Dプリンターで立体化、FabCafeの工作体験

 3Dプリンターを利用した男子も女子も楽しめるワークショップとして、恐竜の組み立てモデルと組みひもアクセサリーの工作体験を用意したのはFabCafeだ。

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このような組みひもをつくる
  • このような組みひもをつくる
  • LEDをつけた恐竜
  • 恐竜と組みひもの2種類用意
  • ワークショップの様子
  • カラフルな組みひもアクセサリー
  • 恐竜を組み立てる
  • 3Dプリンター
 次世代のモノづくり、デジタルファブリケーションに欠かせない道具が3Dモデリングソフトと3Dプリンターだ。ワークショップコレクションでも3Dプリンターを利用したものがいくつもあるが、男子も女子も楽しめるワークショップとして、恐竜の組立てモデルと組みひもアクセサリーの工作体験を用意したのはFabCafeだ。

 ここでは、まず3Dアプリで出力したい形状を作成する。ツールはドロー系のソフトとテクスチャ系のソフトが用意されているので、参加者は好きな方で形を作る。ドロー系なら自分でイラストなどを描いく要領でアクセサリーにつけるチャームなどを作る。テクスチャ系ならば、登録された形状や基本図形を加工していく。図形ができたら、作成したデータを3Dプリンターで出力する。

 次に、アニマル組立てか組みひもの好きな方を選ぶ。アニマル組立ては厚紙にレーザーカッターで切れ目を入れた台紙をもらう。これを切り離して組み立てれば恐竜になる。組みひもは2本の紐を手で編んでいき、根付のようなものを作る。これに3Dプリンターで出力した部品を飾り付けると完成だ。恐竜には、別に用意されたLEDを取り付ける作業も用意されていた。

 このワークショップでは、デジタルツールを採り入れたこれからのモノづくりを体験でき、組みひもや切り抜き工作など手を動かす作業も経験できる。自らデザインし、3Dプリンターで出力したものを使って工作するという喜びが体験できる内容になっている。
《中尾真二》

中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。エレクトロニクス、コンピュータの専門知識を活かし、セキュリティ、オートモーティブ、教育関係と幅広いメディアで取材・執筆活動を展開。ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から使っている。

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