大阪市3校目の小中一貫校「いまみや小中一貫校」の特色を公開

 大阪市は来年4月開校予定の「いまみや小中一貫校」の特色についてホームページで公開した。ICT機器を活用した授業や、使える英語を身に付けることを目指した授業を全9学年通じて実施する。

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いまみや小中一貫校のパンフレット
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  • いまみや小中一貫校のエンブレム
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  • 施設一体型小中一貫校の学校案内
 大阪市は来年4月開校予定の「いまみや小中一貫校」の特色についてホームページで公開した。ICT機器を活用した授業や、使える英語を身に付けることを目指した授業を全9学年通じて実施する。

 同市は、施設一体型小中一貫校の9年間で、1年生からの英語学習や小学校から一部教科担任制を取り入れるなど特色ある教育を実施している。「いまみや小中一貫校」は大阪市で3校目となる小中一貫校で、西成区の今宮中学校区に開校を予定。「交流(Alternating)」「挑戦(Challenge)」「体験(Experience)」を3本の柱とし、それぞれの頭文字を合わせた「ACE(エース)」を教育内容として掲げる。

 小・中学校の教員が互いに支援を行うほか、小中合同の遠足やスポーツ大会、地域や地域団体、大阪フィルハーモニー交響楽団などの「交流」を進める。また、漢字検定、英語検定、数学検定に「挑戦」し、5年生から中学校の部活動に参加できることとする。

 茶道、生け花、紙芝居、南京すだれや皿回しなどの「体験」や、地域と連携したパン作りおよび販売を行うキャリア教育なども「体験」の取組みとして行っていく。

 さらに給食室を改修整備し、施設一体型の小中一貫校としては初めて、中学校給食でも温かい出来立ての昼食を提供できるようになる。

 募集対象は大阪市内に居住で、平成27年度に小学1年生から6年生、中学1年生から中学2年生になる児童生徒。入学希望者は、区役所の担当までに所定の用紙「希望調査票」を送付または持参する(10月31日まで)。「希望調査票」は、各区役所か校区の小・中学校で配布している。希望者が受入可能な人数を超えた場合は抽選を12月5日に行う。通学区域外からの受入れ見込み人数は小学1年生20~29人程度、小学2年生30~39人程度と、学年ごとにホームページで公開している。

 いまみや小中一貫校の校区内に住む児童生徒は必ず入学できる。なお校区内居住の小学2年~6年生、中学2年生になる児童生徒は基本的に校区の小中一貫校への就学になるため、手続きは不要。

 保護者や児童を対象とした学校説明会を10月11日に今宮中学校(大阪市西成区花園北1-8-32)で実施する。授業公開は8時45分から、説明会は11時から行う。
《田中志実》

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