打ち上げから10年…欧州宇宙機関の探査機「ロゼッタ」JAXAサイトが紹介

 11月30日には小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げが予定されているが、11月に彗星への着陸が予定されている探査機があるのをご存知だろうか。「ファン!ファン!JAXA!」では、欧州宇宙機関の探査機「ロゼッタ」を紹介する記事を掲載している。

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 11月30日には小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げが予定されているが、11月に彗星への着陸が予定されている探査機があるのをご存知だろうか。JAXAのコミュニティサイト「ファン!ファン!JAXA!」では、欧州宇宙機関の探査機「ロゼッタ」を紹介する記事を掲載している。

 2004年3月2日に打ち上げられた彗星探査機「ロゼッタ」の目的は、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に小型着陸機「フィラエ」を降ろし、この彗星を約2年間周回探査すること。彗星は太陽系初期の状態を残していると考えられており、太陽系の歴史を知る上で重要な鍵となる。

 ロゼッタは彗星に向かう途中に小惑星の観測を行い、打ち上げから10年後の2014年8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星から100kmの地点に到達。同サイトによると、史上初めて彗星とランデブーした探査機だという。これまでは彗星の近くを通過するフライバイという方法だったためだ。また、11月14日に予定されている小型着陸機「フィラエ」の彗星表面への着陸も史上初めての試みだという。

 同サイトでは、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を「はやぶさ」が向かった小惑星イトカワと比べて形状などを説明。イトカワにはほとんどなかったクレーターがあちこちに見えるようだ。9月に彗星から28km地点で撮影された、彗星の尾ができるところを捉えた写真も掲載している。この彗星の近日点は2015年8月、ロゼッタは太陽に接近し離れていく彗星の過程を観測していく。
《黄金崎綾乃》

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