立教大が開発協力したカメラを搭載した「はやぶさ2」、打ち上げ成功

 小惑星探査機「はやぶさ2」が12月3日13時22分に無事打ち上げられた。「はやぶさ2」に搭載された「光学航法カメラ」は、立教大学理学部の亀田真吾准教授と研究室の学部学生、大学院学生が開発に協力したという。

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「はやぶさ2」打ち上げの様子
  • 「はやぶさ2」打ち上げの様子
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  • 「はやぶさ2」打ち上げの様子
  • 「はやぶさ2」に搭載された光学航法カメラ(提供:JAXA)
  • 立教大学のホームページ
 小惑星探査機「はやぶさ2」が12月3日13時22分に無事打ち上げられた。「はやぶさ2」に搭載された「光学航法カメラ」は、立教大学理学部の亀田真吾准教授と研究室の学部学生、大学院学生が開発に協力したという。

 亀田研究室は、2011年12月に「はやぶさ2」プロジェクトに参加。2012年1月より光学航法カメラの性能試験を開始し、検討・実験を重ねてきた。光学航法カメラは、含水鉱物や有機物の分布を観測するもので、「はやぶさ2」が小惑星に到着し、着陸するためのナビゲーションの役割も担っている。

 「はやぶさ2」が探索するC型小惑星「1999 JU3」には、構成物質に含水鉱物や有機物が含まれていると考えられている。光学航法カメラの分光観測によって小惑星上の含水鉱物分布を捉え、他機器によって得られる情報から着地点を決定し、試料を採取する予定としている。地球の水の起源や生命の原材料となった有機物の起源を探り、生命誕生の謎に迫ることを目指す。

 「はやぶさ2」は、2018年に小惑星に到着、2020年末に地球に帰還予定。
《工藤めぐみ》

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