文化庁は、マンガ・アニメ・ゲーム・メディアアートの作品情報を一覧化したウェブサイト「メディア芸術データベース(開発版)」を公開しました。文化庁のメディア芸術デジタルアーカイブ事業では、2010年度より5か年にわたり、国内で創造されてきた「マンガ」「アニメ」「ゲーム」「メディアアート」といったメディア芸術作品の作品情報および所蔵情報の調査や、作品のデジタル化の際に役立つ事例検証などを行ってきました。その成果の一環として、作品情報や所蔵情報をデータベースとして整備したウェブサイト「メディア芸術データベース(開発版)」(http://mediaarts-db.jp/)を公開。各分野の作品についての情報を素早く検索できます。「メディア芸術データベース(開発版)」の内容は随時更新・追加を行う予定とされています。現時点ではそれぞれ以下の期間に発表された作品の情報がまとめられています。■マンガ【単行本】明治初期~2015年1月【雑誌】明治初期~2014年12月■アニメーション【アニメーション作品】1917年~2014年9月■ゲーム【家庭用ビデオゲーム】~2014年9月【アーケードゲーム】1972年~2013年【PCゲーム】PC-8801対応ソフト■メディアアート【メディアアート関連の展覧会・イベント】1951年~2014年「家庭用ビデオゲーム」は、ファミコン登場前後からそれ以前のハードの情報にまだまだ乏しい印象。膨大な量があると思われる「PCゲーム」も現状はPC-8801対応ソフトのみとなっています。今後の更新・追加に期待したいところですね。逆に「マンガ」「アニメーション」のデータベースは非常に充実したものとなっており、制作に関わったスタッフの名前などでも検索が可能です。同サイトはトップページだけでなく個別情報へのリンクもフリーとなっているため、一例を挙げて検索してみましょう。例えば、「機動戦士ガンダム」や最新作「ガンダム Gのレコンギスタ」の監督としておなじみの富野由悠季氏を検索する場合、旧ペンネームである「富野喜幸」で検索すると、虫プロダクション所属時代の作品も一覧で表示されます。こんな作品に、富野由悠季氏が関わっていたことはご存知でしょうか。■あしたのジョー[製作]虫プロダクション / [製作]フジテレビジョン[演出]富野喜幸出典:メディア芸術データベース(開発版)http://mediaarts-db.jp/an/anime_series/505このように、特に「アニメーション」では、スタッフや出演者でも検索できたり、関連作品へのリンクなども備わっていたりと、表記の曖昧さなどはあるものの、データベースとして非常に精細で高い完成度となっています。気になる作品を数珠つなぎ的に探すことも可能なので、タイトルはわからないけれど気になっていた作品などが、これまで以上に探しやすくなるかもしれません。まだまだ発展途上のデータベースですが、マンガ・アニメ・ゲーム・メディアアートの調べ物をするのに非常に有用なウェブサイトとなっています。興味がある方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。(C)Agency for Cultural Affairs.