東京大学は3月31日、同大大学院工学系研究科の教員が通勤電車内でハードディスク入りのかばんを紛失したと発表した。このハードディスクには、同教員が所属する研究室の15名の個人情報と大学院生38名の履修状況が保存されていたという。 同教員は、3月25日に通勤電車内でハードディスクを入れたかばんを紛失した。ハードディスクには、同教員が所属する研究室の15名の氏名、住所、電話番号、緊急連絡先などを記したファイルと、同教員が担当した授業に関わる38名の大学院生の履修状況が保存されていたことが判明した。 当該ハードディスクに個人情報が記録されていた方々に文書にて報告とお詫びをし、個人情報の紛失が原因で被害が発生した場合は、同研究科事務部宛てに連絡するよう案内した。なお、現時点では、当該個人情報の不正使用などの事実は確認されていないという。