MS-Japanが運営する法律関連業務に特化した転職支援サイト「リーガルネット」は6月4日、平成27年度司法試験の短答式試験の結果を受け、「短答式試験の科目数変更は、合格者数や合格率に大きく影響しなかった」と分析している。 平成27年司法試験は、5月13日に選択科目と公法系科目、14日に民事系科目、16日に刑事系科目の論文式試験、17日に短答式試験を実施。平成27年度より短答式試験の科目数が7科目(350点満点)から、憲法・民法・刑法の3科目(175点満点)に変更となった。 短答式試験の合格者数は5,308人、合格率は66.21%となった。合格率については、ここ数年で低い水準となった昨年よりは回復したものの、科目数の変更が合格者数や合格率に大きく影響したとはいえない状況であるという。 合格者平均年齢については、受験回数の制限が従来の「法科大学修了後もしくは予備試験合格後の5年間で3回」から「5年間で5回」に緩和されたことにより、受験者の年齢層が上昇し、合格者平均年齢も上昇したと考えられる、と同サイトでは分析している。