東京おもちゃショー2015(東京ビッグサイト、6月18~21日)では、各社が新幹線おもちゃの新作を展示。ことしは“北陸新幹線モノ”が目立ったが、どのメーカーも「ヒットを期待しているが(既存の)ドクターイエローにはかなわないかも」と苦笑い。新幹線おもちゃを扱うメーカーのブースを見てまわると、そのほとんどが“5色展開”だ。「こまち」などで活躍する赤いE6系と「はやぶさ」などの緑のE5系、「のぞみ」の白いN700系、ドクターイエロー、そして「かがやき」などのアイボリーE7系・W7系だ。どのメーカーの担当者も「子どもたちにいま人気の5車種」という。こうしたなか、各社はそれぞれ「プラス、ウチのイチオシ」を提案。トレーンは9月発売予定の新作「紫ラインの北海道新幹線向けH5系」を展示。「型はE5系といっしょだから、紫のラインを入れるだけだけど、認可などに時間もかかる」と担当者は話していた。増田屋コーポレーションは、レールをパズル感覚で組む「パネルワールド」を展示。「レールではなくパズルにすることで、他社と差別化。子どもたちの思考力を育むおもちゃとして売る」と担当者は話していた。また、N700系の進化版となる「N700A」をモチーフにしたアイテムを新作として展示するメーカーが複数あった。担当者は「おもちゃの世界では、ボディに『A』というイラストが入るだけだけど、ファンはその“小さな違い”で買っていく」と話していた。