ウェザーニューズ「スギ・ヒノキ花粉」傾向、来春は平年より3割減

 ウェザーニューズは10月8日、2016年の花粉シーズンにおける全国の「スギ・ヒノキ花粉」傾向を発表した。来春の花粉飛散量は、全国で平年(2008~2015年平均)より3割減少するが、北海道と西日本では前年より増加する見込み。

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2016年花粉飛散傾向予想(平年比)
  • 2016年花粉飛散傾向予想(平年比)
  • 2016年花粉飛散傾向予想(2015年比)
  • 2016年花粉飛散量予想
  • 2016年花粉飛散量・都道府県別予想(北海道・東北・関東・中部)
  • 2016年花粉飛散量・都道府県別予想(近畿・中国・四国・九州)
 ウェザーニューズは10月8日、2016年の花粉シーズンにおける全国の「スギ・ヒノキ花粉」傾向を発表した。来春の花粉飛散量は、全国で平年(2008~2015年平均)より3割減少するが、北海道と西日本では前年より増加する見込み。

 一般的に前年夏の日照が多く気温が高いと翌年の花粉飛散量は多くなる傾向にあるが、2015年夏は全国的に日照が少なく8月後半は平年の気温を下回る日が多かった。そのため、来春の花粉飛散量は全国的に3割程度減少する見込みだという。

 また、花粉の飛散は多い「表年」と少ない「裏年」が交互にやってくる傾向にあるといい、北海道と西日本では2015年が「裏年」であったため2016年は「表年」となる。そのため、来春は北海道と西日本を中心に、平年を上回ることはないが前年より飛散量が増加する見込みだという。エリア別でみると、前年と比べて予想飛散量が多い順に、大分県、佐賀県、福岡県、長崎県。少ない順に、山梨県、静岡県、栃木県となっている。

 来春は全国的に平年より減少するとはいえ、風が強い日や雨の翌日は一時的に花粉の飛散が増えることがあり、油断せずに早めの対策をとることが大切だという。ウェザーニューズの「花粉プロジェクト」サポーターによると「花粉をなるべく体内に取り込まないようにする対策が有効」との報告があり、本格的な花粉シーズンを迎える前から対策しておくことをすすめている。
《荻田和子》

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