「たぶれっ道」を脱し創造性で学校に進化を…桜丘中学・高等学校 品田副校長

 iTeachers TVは11月18日、桜丘中学・高等学校の品田健副校長による第26回「『創造』が学校を進化させる」を公開した。生徒たちがiPadを利用しているようすを動画や写真で紹介し、今後ICT機器の導入を検討している学校へアドバイスを行う。

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Vol.26 品田健先生(桜丘中学・高等学校)後編:iTeachersTV~教育ICTの実践者たち~(画像は動画の一部)
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 iTeachers TVは11月18日、桜丘中学・高等学校の品田健副校長による第26回「『創造』が学校を進化させる」を公開した。生徒たちがiPadを利用しているようすを動画や写真で紹介し、今後ICT機器の導入を検討している学校へアドバイスを行う。

 桜丘中学・高等学校(東京都北区)の品田健副校長は、1994年に桜丘中学・高等学校に国語科教員として勤務を開始。中学主任、副教頭を経たのち、副校長としてICT教育の推進を担当している。

 品田副校長は11月11日に公開された前編に続き、教職員だけでなく生徒がiPad、iTunes U、ロイロノートなどを利用してどのような学びを展開しているかを紹介している。前編では「iPadを導入すると成績は向上するか」という質問に答えたほか、実際に生徒が授業や休み時間、部活中にどのようにiPadを利用しているかを示した。後編ではさらに、iPadを利用した英語、数学、高校2年生の化学などの授業のようすを詳細に紹介している。iPadとノートの両方を利用した授業のようすも見受けられ、生徒が自発的に野球や華道、吹奏楽などの部活動でもiPadを活用していることがわかる。

 品田副校長によると、ICT機器の導入に必要なことは「今までの授業スタイルとの融合」。すべてiPadでやらなければいけないわけではなく、「タブレットはこう使うべき」「iPadを使うのが正しい」とする固定観念、いわば“たぶれっ道”や“あいぱっ道”を捨て、自由にICT機器を利用し生徒や先生の創造性を解放することが大事だとコメントしている。

 iTeachers TVは、動画本編後にすぐに使えるICT機器の使い方を紹介する「教育ICTなんでも3ミニッツ」も放送している。今回は、「ええ?!電子黒板いらないじゃん!」第2弾として、玉川大学の小酒井正和氏がハイブリッド黒板アプリ「Kocri」の使い方を指南する。

 iTeachers TVは、毎週水曜日夜に動画を更新。番組のほか、番組を作成・配信するiTeachersに関する詳細は同団体Webサイトで閲覧できる。iTeachersは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チームで、「現場目線から『教育3.0』の実現に向けたムーブメントを起こしていく」としている。

◆Vol.25 品田健先生(桜丘中学・高等学校)前編:iTeachersTV~教育ICTの実践者たち~


◆Vol.26 品田健先生(桜丘中学・高等学校)後編:iTeachersTV~教育ICTの実践者たち~
《佐藤亜希》

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