文部科学省は、平成27(2015)年度第2回高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)の結果の概要を公表した。平成26(2014)年度第2回高卒認定試験と比較して525人減の11,296人が受験し、高卒認定試験合格者は4,503人だった。 高卒認定試験は、さまざまな理由で高等学校を卒業できなかった人たちの学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した人と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験。合格するには、各教科の必修の科目に合格する必要がある。合格すると、大学・短大・専門学校の受験資格が与えられるほか、就職や資格試験などに活用することもできる。 11月7日・8日に実施された平成27年度第2回高卒認定試験では、12,655人が志願し、11,296人が受験した。1以上の科目に合格したのは、9,991人で、そのうち4,503人が高卒認定試験合格者(大学入学資格取得者)となった。 平成27年度第2回高卒認定試験合格者の最終学歴状況は、「高校中退」が53.5%、「全日制高校在学」が22.6%、「中学校卒業」「定時制・通信制高校在学」がそれぞれ8.5%、「高専中退」が1.5%、「その他」が5.4%。合格者の平均年齢は22.0歳で、最高年齢の合格者は78歳だった。 高卒認定試験合格者に対しては合格証書を、一部科目合格者に対しては科目合格通知書を12月4日付で文部科学省から送付される。