平和について考えて…吉永小百合・二宮和也主演「母と暮せば」12/12全国上映

 山田洋次監督の映画「母と暮せば」がいよいよ12月12日より全国上映される。1948年の長崎県を舞台に、吉永小百合と嵐・二宮和也が原爆で亡くなった息子と残された母親の日々を描く感動作。

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山田洋次監督と主演の吉永小百合 (c) 2015「母と暮せば」製作委員会
  • 山田洋次監督と主演の吉永小百合 (c) 2015「母と暮せば」製作委員会
  • 映画鑑賞には恩賜財団母子愛育会総裁の秋篠宮妃殿下が御臨席された (c) 2015「母と暮せば」製作委員会
 山田洋次監督の映画「母と暮せば」がいよいよ12月12日より全国上映される。1948年の長崎県を舞台に、吉永小百合と嵐・二宮和也が原爆で亡くなった息子と残された母親の日々を描く感動作。

 映画「母と暮せば」は、50年以上にわたり家族の絆を描いてきた山田洋次監督がおくる母と息子の感動の物語。作家・井上ひさしが広島を舞台に描いた「父と暮せば」と、沖縄を舞台にした「木の上の軍隊」の思いをうけ、人間の愛情を描き続けてきた映画監督・山田洋次が終戦70年にあわせ映像化した作品だ。

 母親・伸子役は吉永小百合がつとめ、原爆で亡くなった息子の浩二役は二宮和也が演じる。物語の舞台は1948年の長崎。3年前に原爆で亡くしたはずの息子が母の前にひょっこり現れることから始まり、原爆で亡くなった息子と残された母親の儚くてやさしい日々が丁寧に描かれる。エンディングの後には「大切な人に会いたい」という想いがこみあげる作品になっているそうだ。

 12月10日に松竹映画館<新宿ピカデリー>で行われた映画「母と暮せば」チャリティ試写会において、山田洋次監督は「特に若い人に向けてつくっているわけでもないので、年配の方も、中年の方も、子どもだろうと人類の平和や戦争について真剣に考えている方に観ていただきたいです」とコメント。主演の吉永小百合は「ご覧いただいて、感想や家族の大切さなどをお話になるきっかけになると嬉しいです」とこれから作品を見る人に呼びかけた。映画鑑賞には、映画に協力した恩賜財団母子愛育会総裁の秋篠宮妃殿下が御臨席された。

 「母と暮せば」は12月12日(土)より全国ロードショー。出演は吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信、加藤健一。監督は山田洋次。制作・配給は松竹。なお、12月12日の公開に際し、丸の内ピカデリーでは35mmフィルムでの特別上映を実施。最後のフィルムメーカーとして50年以上に渡りフィルムで映画を撮り続けてきた山田監督悲願のフィルム上映が実現する。35mmフィルムでの上映期間は12月12日~2016年1月22日の6週間限定。

(c) 2015「母と暮せば」製作委員会
《佐藤亜希》

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