子どもたちの可能性や選択肢を増やす…七田チャイルドアカデミー

 七田チャイルドアカデミーは、「イード・アワード2015 幼児教室」において、「授業がよい幼児教室」「教材がよい幼児教室」「効果がある幼児教室」の3部門を受賞。七田チャイルドアカデミーの東京本部本部長の有馬寛実氏に話を聞いた。

教育・受験 未就学児
七田チャイルドアカデミー 東京本部本部長 有馬寛実氏
  • 七田チャイルドアカデミー 東京本部本部長 有馬寛実氏
  • 受賞インタビューに答える有馬氏
 胎教から小学生までを対象に全国に約450の教室をもつ七田チャイルドアカデミーは、顧客満足度で評価を行う「イード・アワード2015 幼児教室」において、「授業がよい幼児教室」「教材がよい幼児教室」「効果がある幼児教室」の3部門を受賞した。27年の歴史をもつ七田式教育について、七田チャイルドアカデミーの東京本部本部長の有馬寛実氏に話を聞いた。

◆子どもたちの可能性や選択肢を増やす

--七田チャイルドアカデミーの特徴をお聞かせください。

 七田というと“右脳(みぎのう)教育”というイメージがあると思います。七田では子どもが本来もっている能力を引き出して、子どもたちの可能性や選択肢を増やすということを一番の目的としています。右脳の能力は誰もがもっていますが、ほとんどの方がそれを知りません。けれども、環境さえ整えてあげれば、その能力を引き出すことができます。まず能力を引き出して、それを使えるようにすることが大切です。

 また、他の幼児教室との大きな違いは、右脳がもっている能力をバランスよく育てていくというのが、七田チャイルドアカデミーの特徴になっています。

--それは教育理念にもつながっていますね。

 能力を引き出すことが目的ではなく、その能力を使い、どうやって社会に貢献するか。その志を大事にしています。

--保護者はどういったところを期待されるのでしょうか。

 七田に来られるのは、目先の能力や学力ではなく、脳の素質を作ることが大事だと思う保護者が多いです。たとえば、七田では受験指導というものは特にしておりません。結果的に能力が高くなり、受験に活かせたということはありますが、最初から受験が目的の方は、別の教室を選ぶかと思います。受験に合格するのはひとつの通過点であって、目的ではない。そういった考えの方が多いと思います。

◆最低でも10歳までは続けて欲しい

--保護者から多い質問はどのようなものがありますか。

 「家庭でどれだけ勉強すればよいのか」「何歳までやると効果があるのか」といった質問があります。何歳までかという質問には、七田は小学6年生までありますが、最低でも10歳までやってくださいとお答えしています。

--実際に入会される年齢層で、いちばん多いのは何歳ですか。

 都内と地方では多少違います。たとえば二子玉川では0~1歳が多いです。生後1か月から入れるコースもありますが、全国平均で見ると、2歳ぐらいになりますね。

◆効果は記憶力と集中力

--効果はどのようなものがありますか。

 まず、集中力と記憶力については、それを目的としてプログラムを組んでトレーニングをしているので、必ず身につきます。

 幼児期の効果は実感としては少ないのですが、小学校へ行ってから「やっていてよかった」という声が多いです。卒業生の保護者の座談会を行った際、もっともよかった点は圧倒的に記憶力、次が集中力でした。低学年のときは「このぐらいなら普通かな」と思っていたそうですが、中学年以降になると、教科書を1回読んだだけでほぼ覚えられるといった大きな効果が出てくるそうです。さらに「集中力があるので、複数の習い事も継続できる。記憶と集中力のおかげで、理想の子育てができました。」というご意見をいただきました。

--その座談会に参加されたご家庭のお子さんは0歳から七田をやっていたということでしょうか。

 そうですね。たとえば姉妹でも、七田の音感指導プログラムを1歳からやっている妹とやっていない姉では、ピアノの譜面の覚え方がまったく違ったという例がありました。それはなぜかというと、右脳にはイメージによる音感もあり、譜面を初めて見ても頭の中にメロディーが流れて、そのまま弾けてしまいます。七田の子どもは、音楽や芸術の面でも、トレーニングによって花開く例がいくつもあります。

【次ページ】「感覚を超えた“右脳の五感”」へ
《相川いずみ》

教育ライター/編集者 相川いずみ

「週刊アスキー」編集部を経て、現在は教育ライターとして、ICT活用、プログラミング、中学受験、育児等をテーマに全国の教育現場で取材・執筆を行う。渋谷区で子ども向けプログラミング教室を主宰するほか、区立中学校でファシリテーターを務める。Google 認定教育者 レベル2(2021年~)。著書に『“toio”であそぶ!まなぶ!ロボットプログラミング』がある。

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