反抗相手は約9割が母親、行動は「暴言を吐く」最多

 明光義塾が保護者を対象に実施した、子どもの反抗期の実態調査の結果、反抗期があったという回答は約65%で、反抗する相手は約90%が母親であることがわかった。また反抗期と感じた行動としては、「暴言を吐く」がトップで60%だった。

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 明光義塾が保護者を対象に実施した、子どもの反抗期の実態調査の結果、反抗期があったという回答は約65%で、反抗する相手の約90%が母親であることがわかった。また反抗期と感じた行動としては、「暴言を吐く」がトップで60%だった。

 「子どもの反抗期の実態調査」は、明光義塾が運営する保護者のためのコミュニティサイト「メイコミュ」およびネットリサーチ「Fastask」を通じて2015年12月に実施した調査。全国の子どもを持つ保護者を対象に実施し、673の有効回答を分析した。

 「子どもに反抗期があったか」と言う質問では、「あった」「反抗期中だと思う」という回答が64.1%。「なかった」「これからだと思う」は35.9%だった。反抗期が始まった年齢は10歳から13歳という回答がもっとも多く、全体の約55%だった。男女別では、心身の成長が早い女子の方が若干早く始まる傾向が見受けられる。

 反抗する相手についての質問では、1位は「母親」の約90%で、2位の「父親」約55%の1.5倍となった。接触する機会が多いと思われる母親が、反抗の対象となりやすいことがわかる。以下は「妹」「祖母」「弟」の順で続く。女子は妹や姉へ男子は父親や弟など、同性に反抗する傾向があることもわかった。

 親が反抗期と感じた行動についての質問では、1位が「暴言」で約60%、2位が「会話をしない」で約30%で、外向きな反抗の「暴言」が、内向きな反抗「会話をしない」の2倍となった。以下、「無視するようになった」「部屋にひきこもるようになった」が続く。

 調査ではこのほか、反抗期の期間や反抗期に子どもにしてよかった・悪かった具体的な対応についてなどの調査結果を公表している。明光義塾はこの調査結果を、反抗期の子どもを持つ保護者の子育てのヒントにしてほしいとしている。
《塩田純子》

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