【大学受験2016】国公立大2次の志願状況・倍率(最終日15時)を発表

 文部科学省は2月3日、平成28(2016)年度国公立大学入学者選抜の志願状況について、第2次試験出願期間最終日である2月3日午後15時時点の志願状況を発表した。

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 文部科学省は2月3日、平成28(2016)年度国公立大学入学者選抜の志願状況について、第2次試験出願期間最終日である2月3日15時時点の志願状況を発表した。願書受付期間は2月3日まで。2月3日15時時点の国公立大前期の志願倍率は3.1倍、後期は9.3倍。

 2月3日15時現在の志願状況を見ると、国立大・前期は募集人員64,889人に対し、志願者数が192,582人で志願倍率3.0倍。国立大・後期は募集人員15,556人に対し、志願者数が136,926人で8.8倍。公立大・前期は募集人員15,057人に対し、志願者数が56,980人で志願倍率3.8倍。公立大・後期は募集人員3,697人に対し、志願者数が42,805人で11.6倍。国公立大の全日程合計は、募集人員101,157人に対し、志願者数は455,766人で志願倍率は4.5倍となっている。なお、国際教養大学(AIU)および新潟県立大学は独自日程による試験実施のため、合計数に含めない。

 学部系統別で見ると、志願者数がもっとも多い学部系統(その他を除く)は「理工」で、国公立大計35,655人の募集人員に対し志願者数148,443人で倍率4.2倍。倍率が高い学部系統は、「薬・ 看護」5.4倍、「医・歯」5.2倍、「その他」4.9倍となった。「人文・社会」の国公立大合計倍率は4.8倍で、「理工」を含む自然系区分の国公立大合計倍率4.4倍より0.4ポイント高い。

 高倍率の学部の上位には東京芸術大学(美術学部)11.8倍、静岡大学(地域創造学環/教育プログラム)8.4倍、長崎大学(水産学部)7.2倍が並ぶ。

 大学別で見ると、前期日程は北海道大3.8倍(文学部2.6倍や獣医学部4.6倍ほか)、東北大3.2倍(理学部2.4倍や医学部2.8倍ほか)、東京大3.1倍(理科三類4.0倍や文科一類3.0倍ほか)、名古屋大2.7倍(教育学部3.0倍、理学部2.4倍ほか)、京都大3.01倍(総合人間4.5倍、法学部2.7倍ほか)、大阪大3.3倍(経済学部2.9倍、薬学部3.1倍ほか)、九州大3.3倍(文学部4.0倍、芸術工学部3.6倍ほか)。

 なお、国公立大の確定志願者数は、2月18日に発表される予定。前期日程試験は2月25日より、中期日程試験は3月8日より、後期日程試験は3月12日より実施される。
《畑山望》

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