【高校受験2016】千葉県公立後期<英語>講評…長文読解の総語数やや増加

 平成28度千葉県公立高等学校の後期選抜が2月29日(月)、全日制課程の全日制課程117校140学科で実施された。リセマムでは、SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査の「英語」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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2016年度 千葉県公立 後期 講評 英語
  • 2016年度 千葉県公立 後期 講評 英語
 平成28度千葉県公立高等学校の後期選抜が2月29日(月)、全日制課程の全日制課程117校140学科で実施された。後期選抜の募集人員は11,633人で、志願者数は16,603人。志願倍率は1.43倍だった。リセマムでは、SAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査の「英語」の講評を速報する。この他の教科(全5教科)についても同様に掲載する。

◆<英語>講評(SAPIX中学部 提供)

 リスニング、英文法、英作文、長文読解、対話文という形式は例年通りです。昨年と比べ、解きづらい設問は減少しているものの、長文読解における総語数はやや増加しています。よって、時間配分に注意しながら問題を解き進める必要がありました。得点差がつきやすい問題は、自分の意見を分かりやすくミスがないように英語で記述する大問3、チラシを正しく読み取ることが求められる大問4(1)、細かい部分まで内容を把握する力が求められる大問5(2)(4)だと予想されます。

1、リスニング:小問数5
 例年通り、英文の内容に合う絵を選ぶ問題、文章や対話の内容に関する質問に答える問題です。全体の約2割の配点を占めますので、正解したい問題でした。

2、語形変化、並べ替え英作文:小問数5
 単語を適切な形に変化させたり、語を並べかえたりして対話文を完成させる問題です。例年に比べ、どの設問も基本的な文法知識なので、易しいものでした。

3、条件英作文:小問数1
 ある主張に対して、肯定、否定のどちらかの立場を選択したうえで、自分の意見を15語程度の英文でまとめる問題です。高得点を取るには、短い時間で自分の意見をまとめ、ミスなく表現する力が必要でした。

4、短文の読解(約260語):小問数4
 オリジナルTシャツの注文に関する英文のチラシ、挨拶状を送るという習慣についての英文が出題されました。Tシャツの問題では、チラシにある表を正しく読み取らなければならないので、細かい注意力が必要でした。

5、エッセイの読解(約410語):小問数5
 ある少年が妹に贈ったバースデーカードにまつわる英文です。(2)は、与えられた英文を正しい箇所に補う問題で、前後の文脈を把握し、代名詞にも注目する必要があります。(3)は少年が贈ったカードに隠されたメッセージを読み取れたかどうかがポイントとなりました。

6、対話文の読解(約170語):小問数4
 クラスメイトの間で交わされる対話文のセリフを4つの選択肢からそれぞれ選ぶ問題でした。どの設問も話の流れをつかめば正解できる問題でした。
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 このレポートは2016年3月1日に速報としてSAPIX中学部により作成されたもの。

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 なお、SAPIX中学部は新小学6年生、新中1~3年生と保護者を対象とした「高校入試分析会2016」を3月12日より順次実施する。東京、神奈川、埼玉、千葉、兵庫の5会場で実施され、各地域の公立高校や難関国私立高校について、数値を交えての具体的な体験談など、地域に合った説明を行う。分析会の参加申込みおよび会場別の実施日程は、SAPIX中学部のWebサイトを確認する必要がある。

協力:SAPIX中学部
《編集部》

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