女子高生向け、「病理医」を紹介する動画第1話配信中

 「がんの早期診断・治療に必要な病理診断の総合力を向上させる会」(以下PathCare)は、女子高校生を対象に「病理医」という仕事を紹介するアニメーション「夢のしっぽ」第1話を、WebサイトおよびYouTubeにて3月9日に公開した。

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動画 「夢のしっぽ」第1話
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 「がんの早期診断・治療に必要な病理診断の総合力を向上させる会」(以下PathCare)は、女子高校生を対象に「病理医」という仕事を紹介するアニメーション「夢のしっぽ」第1話を、WebサイトおよびYouTubeにて3月9日に公開した。

 PathCareは、病理診断全般に関わる従事者のすそ野を広げて病理診断の総合力を向上させ、医療に貢献することを目的として2014年に設立された。がんの早期診断・治療に重要な役割を果たす病理診断について、一般市民や医学生の理解を深めるための啓発活動や、病理診断の質の向上と病理医の地位向上に資する活動、病理診断が診療報酬上で正しい評価を得るための活動などを行っている。

 「病理医」とは、さまざまな病気の確定診断を担う医師で、アメリカでは「Doctor of Doctors」と呼ばれているとのこと。専門性の高い医師でありながら、比較的ライフワークバランスもとりやすい環境にあり、特に女性医師の活躍が期待される。日本では病理医の絶対数が少なく、日本医療の安定供給や医療の質に大きな影響を与えつつあるということから、PathCareでは現役病理専門医が高校へ出張して行う「病理診断体験セミナー」を継続的に実施している。

 3月9日に第1話が公開されたアニメーション「夢のしっぽ」は、これから職業選択をする女子高校生に「病理医」という職業を紹介するもの。主人公の女子高校生の母親に乳がんがみつかり、主治医とは異なる医師「病理医の神崎先生」から病気や治療について受けた説明で、母親が安心して治療に専念し元気を取り戻していくという物語となっている。第1話以降も、WebサイトおよびYouTubeにて公開予定。
《海野由宇》

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