二宮和也の“目力”に圧倒…山田涼介「暗殺教室~卒業編~」3年E組との別れ語る

大人気コミックを実写映画化し、興収27億円超えのヒットを記録した映画『暗殺教室』から1年。待望の続編にして完結編・映画『暗殺教室~卒業編~』がついに完成した。…

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『暗殺教室-卒業編-』(C) 2016フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT  - (C) 松井優征/集英社
  • 『暗殺教室-卒業編-』(C) 2016フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT  - (C) 松井優征/集英社
  • 『暗殺教室-卒業編-』(C) 2016フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT  - (C) 松井優征/集英社
  • 『暗殺教室-卒業編-』(C) 2016フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT  - (C) 松井優征/集英社
  • 『暗殺教室-卒業編-』(C) 2016フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT  - (C) 松井優征/集英社
  • 『暗殺教室-卒業編-』ビジュアル(拡大)- (C) 2016フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT  - (C) 松井優征/集英社
大人気コミックを実写映画化し、興収27億円超えのヒットを記録した映画『暗殺教室』から1年。待望の続編にして完結編・映画『暗殺教室~卒業編~』がついに完成した。主演の山田涼介が、“殺せんせー”、そして苦楽をともにした3年E組との別れを語る。

■「迷い」から「責任」へ ― 主人公・潮田渚=山田涼介の成長

1年後の地球破壊を宣言し、椚ヶ丘中学校の落ちこぼれクラス3年E組の担任教師となった謎のタコ型超生物(通称:殺せんせー)。主人公・潮田渚らクラスメイトは、地球を救うため、“担任の暗殺”という超難関ミッションを国家に託される。公開を控える映画『暗殺教室~卒業編~』では、 謎に満ちた殺せんせーの悲しき過去が明らかになり、クラスは「暗殺か? 救済か?」をめぐって、分裂。果たして、彼らは無事に卒業を迎えられるのか?

「もともと原作のファンなので、前作は『本当に僕が適役なのかな?』という迷いがあるまま、現場入りしました。結果的にはその迷いが、当時の渚にマッチしていた。でも今回は、渚が何をすべきかハッキリしているので、脚本を読んだ段階で、前作と違う渚を演じられるという期待がありました。同じ役でこんなに変わるんですから、面白いですよね」。

渚の成長は、そのまま山田さんの成長を意味しているのでは? 「自分がどう変化したかは、言葉で説明するのは難しいですね。成長…というよりは、やっぱり責任感じゃないですか。前作が初めての映画出演で、しかも主演を務めさせていただきました。そして、今回があるわけで、これまで以上に『現場を任せていただいている』という意識は強くなっています」。

■3年E組との再会、現場で目の当たりにした先輩のプロ意識

山田さんをはじめ、旬な若手俳優がズラリ勢ぞろいするのも『暗殺教室』の大きな魅力。クラスメイトの菅田将暉、山本舞香、竹富聖花、加藤清史郎、橋本環奈らとの再会に加えて、マッドサイエンティスト・柳沢役の成宮寛貴、元3年E組担任の雪村あぐりを演じる桐谷美玲といった新キャストの参戦も作品に力強いインパクトを与えている。前作から続投の羽住英一郎監督率いる“羽住組”の鉄壁のチームワークも健在し、現場が一丸となった。

「同級生とはいえ、年齢もバラバラ。それでも不思議な一体感があるのが、3年E組ですね。将暉とは格闘シーンに取り組んで。1週間くらい特訓しましたが、手数が多いから、ちょいちょい(手や足が)当たってしまう。それも本気でぶつかっている証拠。最初は2日間で撮る予定でしたが、スタッフさんのおかげもあって丸1日で撮り終えました」。

前作で殺せんせーの声を務めた二宮和也が、今回は史上最強の殺し屋「死神」として出演している。「ご一緒するシーンはないんですが、(二宮さんの)クランクイン当日、現場にうかがいました。もちろん、邪魔はできないので、モニター越しに演技を拝見しましたが、改めて演技に臨む姿に『さすがだな、プロだな』って。特に“目力”には圧倒されます」。

■ついに卒業…「正直、かなしい。美しくもはかない映画に仕上がった」

出会った当初は暗殺のターゲットだったはずの殺せんせー。しかし、その熱心な指導ぶりは、3年E組のおちこぼれ生徒たちの心を次第に開いていった。そしてこの春、2012年から始まった「週刊少年ジャンプ」での連載と放送中のテレビアニメ第2期、そして映画が連動する形で、感動の“卒業”を迎えることになった。原作者の松井優征氏が、「連載開始から『これでなければ』という結末を決めていた」と力説するフィナーレとは?

「いまの心境ですか? 一言で表せば、さみしいですよ…。それに殺せんせーの優しさがにじみ出ているから、切なくなっちゃって。ただ、みんなが笑顔で終われるエンディングだとは思うので、ご覧になる皆さんにもそう感じてもらえるとうれしいですね。現場で、将暉と『スピンオフ的な短編でもあるといいね』って話をしたけど、さみしい証拠ですよね」。

“俳優”山田涼介にとって、映画『暗殺教室~卒業編~』はどんな映画? 「うーん、美しくもはかない映画…ですね。僕自身、どんな役でもこなせる俳優さんになりたいし、ならなきゃいけないと思っています。もちろんグループの活動もありますし、何事にもチャレンジする精神を忘れたくない。そう思えるきっかけは『暗殺教室』だし、やっぱり感謝しています」。

【インタビュー】山田涼介、先輩・二宮和也のプロ意識に圧倒される

《text:Ryo Uchida》

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