教育の大切さを世界中で考える「世界一大きな授業」参加募集

 世界の教育の現状を世界中で同じ時期に学び、教育の大切さについて考えるイベント「世界一大きな授業」が開催される。日本での開催期間は5月31日まで。現在、参加する学校やサークル、個人を募集している。参加無料。

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世界一大きな授業2016
  • 世界一大きな授業2016
  • 授業内容
  • 参加の流れ
 世界の教育の現状を世界中で同じ時期に学び、教育の大切さについて考えるイベント「世界一大きな授業」が開催される。日本での開催期間は5月31日まで。現在、参加する学校やサークル、個人を募集している。参加無料。

 「世界一大きな授業」は、「持続可能な開発目標(SDGs)」の「ゴール4=教育目標」を達成するための世界規模のキャンペーン。「すべての子どもに教育を」を合言葉に2003年にスタートし、世界の100か国以上が参加してきた。2008年にはギネスブックに登録され、日本でも2015年には72,463人が参加している。

 現在、世界で小学校に通えない子どもは5,800万人、読み書きができない大人は7億8,100万人もいるという。2015年9月に国連総会は、2030年までにすべての子どもが質の高い幼児教育、初等教育、中等教育を受け、大人の識字率も大幅に改善することを目標とした「持続可能な開発目標(SDGs)」を採択。「世界一大きな授業」は、この目標が達成されるよう、子どもたちを含む市民がともに世界の教育の現状を学び、考える。

 2016年の日本での開催は5月31日まで。4月15日時点で、42都道府県380校からの事前申込みがあり、すでに3万4000人が参加予定。2016年の目標は1000校10万人を目指しており、現在も参加する学校やサークル、個人を募集している。

 「世界一大きな授業」への参加は、小中学校・高校・大学・専門学校・各種団体などの学校や家族など、グループ単位であれば参加単位(学級・全校など)は自由。Webサイトからダウンロードした教材をもとに授業を行う。

 教材は複数のユニットで構成され、世界の教育の現状をはじめ、文字が読めない困難を擬似体験するアクティビティやロールプレイングなど、小学校高学年から大人まで学べる内容。ノーベル平和賞受賞者であるマララ・ユスフザイさんの活動について学べる教材や、ドキュメンタリー映画「わたしはマララ」の映像をもとにした教材もある。また、授業で首相・外務大臣へメッセージを書くと、教育協力NGOネットワークが日本政府に届ける。

 参加申込みはWebサイトから行う。申込締切りは5月25日。参加無料。

◆世界一大きな授業
実施期間:5月31日(火)まで
参加資格:小中学校・高校・大学・専門学校・各種団体などの学校や家族など、グループ単位であれば誰でも参加可能
参加費:無料
申込方法:Webサイトから申し込む
申込締切り:5月25日(水)
《塩田純子》

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