中学生と高校生のスマートフォン利用を考える本「実戦!スマホ修行」(学事出版)が、8月30日に発売される。著者は、千葉大学教育学部の藤川大祐教授と、AKB48の岩立沙穂や岡田彩花など6人のメンバーによる共著。四六判192ページ、定価1,600円(税別)。 2013年ごろから中高生の間でスマートフォンが急速に普及し、「ネットの長時間利用」「ネットいじめの深刻化」「犯罪被害の増加」などの問題が発生している。このような状況を、藤川教授は「平成25年問題」と呼び、当事者である中高生を巻き込んで議論していくことが重要と考え、情報モラル教育のテキストとして活用できる本として出版することになった。 共著には、AKB48のメンバーが参加。メンバーらは、日ごろからメンバー同士でSNSなどのネットサービスを積極的に利用しコミュニケーションを取っているが、メンバーの発信による写真や発言を他人に使用されることもあるという。 本は8章で構成。章ごとに藤川教授による講義や、AKBメンバーとテーマに沿った討論を行っている。前半は岩立沙穂、岡田彩花、村山彩希の3人が登場し、「Stop!炎上路線~ネット発信のトラブルを防ぐ~」「君と僕の危険な関係~スマホ時代の恋愛事情~」などについて。後半は、飯野雅、大川莉央、込山榛香が登場し、「ネット依存の傾向と対策~青春を無駄にするな~」「著作権や肖像権のキャパシティ~エンタメ産業の未来のために~」などについて議論している。