「クリスマスおもちゃ見本市2016」が7~8日、東京浅草の東京都立産業貿易センター台東館で開催された。おもちゃメーカーがクリスマス、年末年始の商戦に向けて自社製品をアピールするトレードショーだ。主催はクリスマスおもちゃ見本市実行委員会。一昨年まで「キャラクター」おもちゃによって業界は盛り上がり、昨年はリカちゃん、シルバニアファミリー、トミカ、アンパンマンなど「定番商品」で、ほぼ同水準の売上を達成した。今年も昨年からのトレンドが継続しているようだ。実行委員によると、今年のクリスマスおもちゃの注目トレンドをキーワードで紹介すると、まず「復活」。ベイブレード、たまごっち、タイムボカン、デジモンなどが新規商品となる。続いて「今年はこんなに違う」。業界トップブランドの仮面ライダー、トミカ、リカちゃん、シルバニアファミリーが新展開をみせる。カメラで撮った写真に落書きできたり、描いた絵が動き出すおもちゃ=「進化! 進化! 進化!」、通信釣りバトル、バーチャルリアリティ=「デジタルとアナログの融合」も今年のキーワードだが、すでに定番化しつつあり、その意味では新鮮味は薄れてきている。その中では、スマホとプラレールとの連携が注目だ。「大人向け」も多彩で、やはりブームというよりは定着した分野だ。子どもをダシに大人がほしくなるようなおもちゃが増えてきていることが、要注意のトレンドか。