東京ビッグサイトで30日まで開催された「フードファクトリー2016」のイノベックスブースにて、ダイオ化成とニックスは共同開発した網戸張替え用ネット「虫のイヤがる網」の展示を行った。 「虫のイヤがる網」は、薬剤入樹脂「ARINIX」を素材にした網戸張替え用防虫ネット。「ARINIX」にはデング熱対策にも活用されたエトフェンプロックス(開発:三井化学アグロ)が練りこまれており、虫を殺すのではなく遠ざけることで防虫網としての効果を発揮する。 エトフェンプロックスは人間や動物に対し毒性が低い薬剤で、かつ本製品は樹脂自体に薬剤を練り込むことで揮発・蒸散しないよう作られているため、小さい子どもやペットがいる家庭でも安心して使用できる。薬効は5年~7年ほど持続し、その後も通常の網戸として使用可能だ。 主にホームセンターやネットショップで販売されており、幅90cm×長さ2mのロールの価格がおよそ1,500円となっている。 なお、玄関やベランダの枠に貼ることで同様の防虫効果を発揮するテープタイプの製品も来年発売予定だという。