電子書籍シリーズ「WAO文庫」誕生、児童文学を集めた全10巻

 ワオ・コーポレーションは10月25日、電子書籍シリーズ「WAO文庫 児童文学アンソロジー」を発刊。全10巻のうち、第1巻「日本の遠い日」を発売した。価格は216円(税込)。

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 ワオ・コーポレーションは10月25日、ワオの電子書籍として「WAO文庫 児童文学アンソロジー」を発刊。全10巻のうち、第1巻「日本の遠い日」を発売した。価格は216円(税込)。対象は小学校高学年以上を推奨している。購入はワオショップやアマゾンkindleストア、楽天koboから行う。

 第1巻「日本の遠い日」は、大正時代から昭和前期の日本と当時の人々、特に子どもたちの生活を描いた短編集。豊島与志雄、林芙美子、加能作次郎、鈴木三重吉、槇本楠郎、牧野信一、小川未明、海野十三ら8人の作家による13作品が収録されている。

 「WAO文庫 児童文学アンソロジー(WAO文庫)」は、大正時代から昭和前期に書かれた児童向け小説から短編を中心に、現代の子どもも楽しめる90編を厳選してわかりやすく10巻に編集し直したシリーズ。文章はすべて現代かなづかいに改め、小学5年以上の配当漢字や固有名詞にはルビをふった。難解な言葉や表現、制度や文化については、電子書籍の特性を生かしわかりやすい解説をリンクでつけたという。

 WAO文庫は今後、「情けは人のためならず」「夢と冒険」「心に残る仲間たち」などを続けて刊行予定。
《加藤ゆい》

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