金融庁は11月11日、平成28年(2016年)公認会計士試験の合格発表を行った。最終合格者は1,108人で、このうち学生・専修学校・各種学校受講生が71.8%を占めた。合格者数は前年より57人増え、9年ぶりに増加した。 平成28年(2016年)公認会計士試験は、願書提出者が10,256人、論文式試験受験者が3,138人、最終合格者が1,108人で、合格率は10.8%。合格者数は平成19年より8年連続して減少していたが、平成28年は9年ぶりに増加した。 合格者について、最高年齢は67歳、最低年齢は19歳、平均年齢は26.2歳。男女別にみると、男性872人(78.7%)、女性236人(21.3%)。職業別にみると、「学生」が49%ともっとも多く、「専修学校・各種学校受講生」22.7%、「無職」12.9%、「会社員」6.3%などが続いた。学歴別にみると、「大学卒業(短大含む)」以上が616人と55.6%を占める。