山梨県教育委員会「新しい学校づくり推進室」は1月5日、「平成28年度中学校卒業予定者の第2次進路希望調査結果」の概要を発表した。全日制高校の入学希望倍率では、甲府南(理数)1.38倍がもっとも高く、甲府昭和1.37倍、甲府工業(建築)と吉田(理数)の1.35倍が続いた。 山梨県の進路希望調査は、卒業後の進路状況を把握し進路指導などの資料とするため、毎年度2回(基準日:9月20日、12月20日)実施。平成28年度(2016年度)の第2次調査は、県内中学校87校(国立1校、公立81校、私立5校)第3学年の全生徒対象に行われた。 中学校卒業予定者数は前年同期より71人減の8,017人で、そのうち全日制高校・高専希望者は7,579人と前年同期より85人減少した。県内公立高校(全日制)の平成29年度定員6,060人に対し、希望者数は前年同期比137人減の6,342人。希望率は前年同期比0.86ポイント減の83.68%となった。 学科ごとの入学希望倍率では、甲府南(理数)1.38倍がもっとも高かったが、前年同期の2.10倍より低くなっている。ついで、甲府昭和(普通)1.37倍、甲府工業(建築)1.35倍、吉田(理数)1.35倍、甲府第一(普通)1.31倍、甲府工業(電気)1.31倍。全日制普通科の倍率をみると、甲府東1.22倍、甲府西1.20倍、韮崎1.14倍などとなっている。 なお、県内私立高校(全日制)の平成29年度定員2,368人に対し、希望者数は前年同期比26人増の1,075人。希望率は前年同期比0.49ポイント増の14.18%だった。おもな倍率は、駿台甲府(普通)0.86倍、山梨英和(普通)0.67倍、甲斐清和(普通)0.64倍など。 平成29年度山梨県公立高校入学者選抜(後期募集)は、平成29年2月20日から22日に出願を受け付け、3月7日に学力検査を行う。山梨県教育委員会Webサイトに掲載されている「平成28年度中学校卒業予定者の第2次進路希望調査結果」の概要では、各校の前期募集人員や倍率なども確認できる。