厚生労働省は1月19日、平成29年度「児童福祉週間」標語の最優秀作品と入選作品を発表した。前年度(4,751作品)を大きく上回る9,930作品もの応募があり、平成29年度の標語として三谷蕗唯さん(8歳)の「できること たくさんあるよ きみのてに」が選ばれた。 子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的として、毎年5月5日の「こどもの日」から1週間を「児童福祉週間」と定めている。この期間は、児童福祉の理念を普及・啓発するため、厚生労働省や全国の自治体などがさまざまな事業や行事を実施。厚生労働省では、この事業の一環として、「児童福祉週間」の標語を毎年募集している。 平成29年度の標語の募集期間は、平成28年9月1日から10月20日まで。期間中9,930作品もの応募があり、有識者などで構成した標語選定委員会が選考を行った結果、8歳の三谷蕗唯さんによる作品「できること たくさんあるよ きみのてに」が最優秀作品に選ばれた。また、最優秀作品のほかに入選作として9作品が選出されている。 最優秀作品は、児童福祉週間の象徴として広報・啓発ポスターをはじめ、全国各地で実施される事業や行事などで幅広く活用。最優秀作受賞者については、平成29年度児童福祉週間の関連行事の中で厚生労働大臣表彰が行われる予定 。◆平成29年度「児童福祉週間」標語【最優秀作品】「できること たくさんあるよ きみのてに」香川県/三谷蕗唯さん(8歳)【入選作品】「いいことば かけあうことで いいきずな」香川県/窪田健治さん(40歳)「子どもたち 幸せはこぶ 笑い声」千葉県/佐野陽妃さん(9歳)「可能性 ひとりひとりの 手の中に」愛知県/宮本慎治さん(45歳)「その背中 きっとみんなが 支えるよ」和歌山県/狗巻颯汰さん(13歳)「君の願い 叶える社会 つくろうよ」茨城県/嶋崎稜さん(14歳)「君のゆめ それはみんなの宝物 」千葉県/川奈愛凜さん(10歳)「私から 広げていこう 笑顔の輪」新潟県/渡辺圭亮さん(14歳)「 勇気出し 声をかけたら 友達だ」千葉県/岩渕なつみさん(12歳)「夢を見る 小さな星(スター)が 今ここに 」 山口県/中川大樹さん(14歳)