4月から新社会人、じわじわ人気の文房具男子インタビュー

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文房具は日常に彩(いろどり)を添えてくれる コミュニケーションツール
  • 文房具は日常に彩(いろどり)を添えてくれる コミュニケーションツール
  • 「文房具愛好家
  • コミュニケーションを促すツールでもある「和ごむ」(コクヨ)。おおぜいの人が集まるパーティで自分のグラスに使うと、目印になり、便利です
  • ジュースの横に「ワタク紙」(株式会社山越)をおくと、まるでジュースをすすめているようにみえます
  • 「魔法のふせんmagnetic NOTES」(株式会社ウインテック)なら、平面であればほぼすべての素材に静電気で貼り付けることができます
  • 歴史好きにおススメなのが「古墳文具シリーズ」(大蔵印刷工業株式会社)
  • “日常に彩を与えてくれる”文房具を紹介していきたいと語る堀内さん。「びわこテンプレート」をとても興味深くご覧になっていました
 自称、文房具愛好家。一人の文房具好きとして、自分が気になる文房具をまったりと紹介するwebサイト「文房具愛好家"FUMI"の備忘録」を2016年に立上げた堀内 史誉(ほりうち ふみたか)さん。現在、じわじわと人気上昇中のイケメン文房具男子です。4月から社会人という堀内さんに、文房具好きになったきっかけや、webサイトを立ち上げた経緯などをお聞きしました!

◆わずかながらも根強いファンが支えになった
Q webサイトを立ち上げたきっかけは?

堀内さん: インターンをやっていたときに、あるキュレーションサイト内で記事の制作をお手伝いをしたんです。そのとき、「学生にバズる記事ならなんでもいいから記事を書いてみないか」と言われて、自分が一番関心のある文房具について書こうと思いました。その当時は文房具についてまとめた記事がほとんどなかったし、あったとしてもあまりクオリティが高くない。これなら自分が作ったほうがいい記事が作れる、と思ってしまったんですね。

でも、作ったのはいいんですが、1日に延べ100くらいしかPVが取れない。3カ月間くらいあまり伸びないままだったんです。だけど、気づいたこともあって、他のまとめ記事は投稿から1ヶ月をピークに落ちる一方なのに、僕の記事はTwitter等のSNSで拡散してくれる人達のおかげでほんの少しずつですが伸びていったんです。ということは、ある程度のクオリティは保てているのかも、と希望を持ちました。それがちょうど年が変わるときだったので、タイトルを「2016年版・文具愛好家激推しの15選」と変えたら一気にPVが伸びたんです。2016年というキーワードを先取りして、これを読めば最新の文房具のトレンドがわかる!とユーザーに認知させることができたのが、良かったのかもしれません。今では1日に延べ15000~20000くらいのPVを獲得できるようになりました。この記事は本当に自分の大好きな文房具をまとめたもので、納得のいくキュレーション記事ができたと自信になりましたね。

だけど、キュレーションサイトって、ただ情報をまとめるだけなんですよ。どうせなら、まとめだけでなく、実際に使ってみたという記事も作りたい。そこで「文房具愛好家"FUMI"の備忘録」というサイトを立ち上げました。

◆文房具を集めるために30社の企業にアプローチ

Q 紹介する文房具はどうやって探すのですか?

堀内さん: 学生だからお金がないので、自分で買うのは限界がある。そこで、メーカーさんに直接かけあって文房具を提供してもらうことを思いつきました。キュレーション記事のPVはその当時で1日の延べ数が5000は超えていて、Google検索で"文房具"と検索するだけでかなり上位に表示されていたので、それをアピールすれば提供してくれる企業もあるかもしれないと。自分が好きな文房具をあつかっているメーカーや商社などをリストアップし、優先順位をつけて30社くらいにアプローチしたところ、8割くらいの会社がOKしてくれました。コクヨさんもそのうちの一つで、すぐにご快諾の返事をいただけたのは嬉しかったですね。

Q 文房具愛好家という肩書(?)はご自分で考えたのですか?

堀内さん: はい。プロとかマニアというほど詳しいわけではなく、ただの一文房具好きだと思っていますから、愛好家くらいがちょうどいいかなと。それに、文房具の世界にはすでに有名人がたくさんいますが、文房具愛好家と称している人はだれもいなかったんです。ねらいがあたって、4カ月後には「文房具愛好家」で検索すると「文房具愛好家"FUMI"の備忘録」がトップ表示されるようになっていました。



◆文房具はただの勉強道具ではない!

Q そもそも文房具が好きになったのは、何がきっかけだったのですか?

堀内さん:小学校4年のときの「ユニアルファゲル シャープペン」(三菱鉛筆株式会社)との出会いがきっかけでしたね。グリップ部分がゲル状のシリコンゴムでできていて、長時間持っていても疲れない。それだけでなく、さわるとプニプニしていて気持ちがいい。しかも、それを持っているだけで友だちから注目されたり、あまり親しくなかった人までも「え、何それ」と声をかけてくれたりする。文房具ってただ勉強するための道具ではなく、“日常に彩(いろどり)を添えてくれる”ものでもあるんだ!と気づいた瞬間でしたね。

それ以来、形がいいとか機能性が高いということ以上に、面白さとか斬新さ、「それ何!?」という驚きがある文房具にひかれるようになりました。

◆コミュニケーションを生む文房具のチカラ

Q そんな堀内さんのお気に入りの文房具ってどんなものですか?

堀内さん: たくさんあるのですが、消しゴムでは「リサーレ」(コクヨ)が最近のお気に入りです。消しゴムってそもそも地味な文房具じゃないですか。でも、リサーレはピンクやブルーなど7種類もの色があって、その日の気分によって使い分けられる。消しゴム一つ変えるだけでその日一日新鮮な気持ちになれる。これも“日常を彩る”ものの一つですよね。

「和ごむ」(コクヨ)も気に入っています。お菓子の箱とかに水引みたいに和ごむをつけて渡すだけで、ただのお菓子がすごく印象に残るものになる。輪ゴムとしての機能だけでなくコミュニケーションが生まれる。そこに魅力を感じます。

「ワタク紙」(株式会社山越)は人型のメモ。手足を折り曲げて、お辞儀やお願いなどいろいろなポーズをつけることができるんです。お辞儀したメモに「ありがとう」とか書かれていたらなごみますよね。

「魔法のふせんmagnetic NOTES」(株式会社ウインテック)もお気に入りです。見た目、ただの紙なのですが、木材、金属、プラスチックなど、平面であればほぼすべての素材に静電気で貼り付けることができる。しかも裏面はホワイトボード仕様なのでマーカーで書いたり消したりできるというすぐれもの。こういうツールを使って企画会議をしたら、アイデアがどんどん湧いてきそうですよね。

歴史好きにおススメなのが「古墳文具シリーズ」(大蔵印刷工業株式会社)。古墳をモチーフにしたマスキングテープや付箋、一筆箋、クリップ、輪ゴムなどのラインアップがあります。クリップの商品名は「くりっ墳(ぷん)」。くすっと笑える抜群のネーミングセンスですよね。

他にもいろいろあるのですが、紹介しきれないので、あとはwebサイト「文房具愛好家"FUMI"の備忘録」をぜひご覧ください!

◆自分をアピールするときにも文房具が活躍!

Q 進級・進学・就職などスタートの季節ですが、新生活を始めるにあたっておススメの文房具ってありますか?

堀内さん: 新生活で一番大事なことって、自分という人間をアピールすることだと思うんです。文房具はそのためのツールとして使うといいと思います。たとえば、手帳にメモをスタンバイさせておくとき、それが「ワタク紙」だったら「え、なにそれ? カワイイ!」と声をかけたくなりますよね。何か人に物を渡す時に「和ごむ」で留めて渡したら、そのまま渡すよりもずっと印象的だと思いますし、会議のときに、付箋の代わりに「magnetic NOTES」をホワイトボードに貼ったら、みんな「ただの紙なのになんで貼れるの?」と驚くと思うんです。そこからコミュニケーションが始まって、自分の存在をアピールすることができる。そういう可能性を秘めた文房具をおすすめしたいです。



◆文房具はファッションのようなもの

Q 堀内さんにとってズバリ文房具とは?

堀内さん: 何か新しい発見、驚きを与えてくれる、日常を彩ってくれるもの。ライフハックしてくれる(人生のクオリティを高めてくれる)ものの一つが文房具だと思っています。一つのものを深く掘り下げるというよりは、ファッションのように次々と新しいトレンドを追いかけていきたいですね。

Q 今後、webサイトではどのような発信をしていきたいですか?

堀内さん: 日本の文房具の進化ってすごいと思うんです。ノートのように完成形と思われていたものでも「ソフトリングノート」(コクヨ)のようなものが出てきたり、「ハリナックス」(コクヨ)のような常識を覆す文房具が登場したり。こんなに文房具が進化し続けている国は日本以外にないと思います。僕は文房具の専門家ではないので、みなさんと同じ、一人の文房具好きとして、「こんなのあったよ」と“日常に彩を与えてくれる”文房具を紹介していきたい。使った人から「使ってみたけど、すごくよかったよ」と言ってもらえればそれが一番嬉しいですね。



<取材を終えて>
「小学校時代、持ち物が制限されている中で、唯一自由に持って行けたのが文房具。そんな中で、珍しい文房具を見つけて学校に持って行くのは密かな楽しみでしたし、そこから友だちとの会話が生まれるというのは意外な発見でした」と語る堀内さん。文房具って機能性やデザインの好みで選ぶものだと思っていましたが、「コミュニケーションのきっかけを秘めたツール」という着眼点が新鮮です。4月から社会人1年生という堀内さんはますます忙しくなるかもしれませんが、これからも新鮮な文房具情報、発信し続けてくださいね!

文房具は日常に彩(いろどり)を添えてくれる コミュニケーションツール

《石井栄子》

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