JAXA、2つの人工衛星の愛称募集…5/31まで

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月25日、気候変動観測衛星「GCOM-C」と超低高度衛星技術試験機「SLATS」の愛称募集を開始した。愛称はひらがなやカタカナ表記で、人工衛星の機能やミッションをイメージできるもの。募集は5月31日まで。

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気候変動観測衛星「GCOM-C」
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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月25日、気候変動観測衛星「GCOM-C」と超低高度衛星技術試験機「SLATS」の愛称募集を開始した。愛称はひらがなやカタカナ表記で、人工衛星の機能やミッションをイメージできるもの。募集は5月31日まで。

 「GCOM(ジーコム)」とは、地球環境変動観測ミッション(Global Change Observation Mission)の英語略。宇宙から地球の環境変動を、長期間にわたってグローバルに観測することを目的とした人工衛星プロジェクトだ。19種類の色(波長)を観測できるセンサー「多波長光学放射計(SGLI)」により、地球環境の今を把握し、気候変動メカニズムの解明を目指す。

 「SLATS」は、高度300km以下の超低高度軌道を利用する最初の地球観測衛星で、超低高度衛星技術試験機(Super Low Altitude Test Satellite)の英語略。高効率イオンエンジンにより、超低高度での継続飛行を実現し、将来の超低高度衛星の開発や利用に向けた技術実証を行う。

 JAXAでは2017年度、「GCOM-C」と「SLATS」をH-IIAロケットで同時に打ち上げる予定で、2つの衛星に親しみを持ってもらおうと愛称の募集を企画した。愛称の条件は、ひらがな、またはカタカナで、発音しやすいもの。ひらがな・カタカナ混じりも受け付ける。各人工衛星の機能やミッションをイメージでき、過去に打ち上げた日本の人工衛星などの愛称と同一とならないものなどが愛称の条件。

 募集期間は、5月31日午後8時まで。Webサイトの応募フォームから、誰でも応募できる。選定愛称を提案した人全員に認定証と記念品を贈呈するほか、決定した愛称提案者の中から抽選で各1組、計2組を種子島宇宙センターでの打上げ見学に招待する。招待する当選者は、提案者本人を含む各2名。日程は2泊3日の予定。

 なお、JAXAのWebサイトでは詳しい応募要領、過去の愛称一覧などを確認できる。

◆「GCOM-C」と「SLATS」の愛称募集
募集期間:2017年4月25日(火)10:00~5月31日(水)20:00
応募資格:誰でも応募可
愛称の条件:
・ひらがな、もしくはカタナカ(ひらがら・カタカナ混じりも可)
・各人工衛星の機能やミッションをイメージできる
・発音しやすい
・過去に打ち上げた日本の人工衛星などの愛称と同一とならない
・第三者が著作権などの権利を有していない
・公序良俗に反しない
応募方法:Webサイトの応募フォームから申し込む
選定愛称提案者への特典:抽選で各1組(計2組)を種子島宇宙センターでの「GCOM-C」「SLATS」の打上げ見学に招待、選定愛称提案者全員に認定証と記念品を後日送付
《奥山直美》

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