5/16は「旅の日」 過去25年、20代女性の海外旅行に大幅変化

 5月16日は「旅の日」。総務省統計局が昭和51年以来5年毎に行っている「平成28年社会生活基本調査」の発表を前に、平成23年度調査結果から日本の旅行動向を読み解いてみよう。

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  • 平成23年社会生活基本調査 調査の要約
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 5月16日は「旅の日」。

 「旅の日」は、昭和63年(1988年)に日本旅のペンクラブによって提唱された記念日。松尾芭蕉が奥の細道に旅立った5月16日(陰暦元禄2年3月27日)にちなみ、設立された。旅の日にちなみ、日本の旅行動向を見てみよう。

 総務省統計局が5年毎に行っている「社会生活基本調査」のうち、平成23年の結果を見ると、1年間に「旅行・行楽」を行った人は8,353万6千人。行動者率は73.2%となり、平成18年の調査時と比べ3.0ポイント低下している。

 「旅行・行楽」の行動者率を種類別に見ると、「行楽(日帰り)」は58.3%、「観光旅行」のうち国内は45.4%、海外は7.3%。海外への観光旅行の行動者率は、男女ともに平成8年調査以降低下傾向にある。

 また、過去25年間の推移を見ると、国内への観光旅行の行動者率は男女ともに全年齢階級で低下しているのに対し、海外への観光旅行の行動者率は20歳代女性で大幅に変化していることがわかる。特に、平成8年は昭和61年に比べ大きく上昇し、平成23年は平成8年と比べると大きく低下している。

 また、行動者率を男女別で見ると、70歳以上を除くすべての年齢階級で女性の行動者率が高く、国内・海外旅行の鍵は女性にある、と言えそうだ。

 平成29年は、昭和51年以来5年毎に行われている平成28年社会生活基本調査の結果が公開される年。学習・研究活動、ボランティア、スポーツ、旅行・行楽、スマートフォン・パソコンなどの使用状況など、過去1年間の生活行動に関する結果は7月末、生活時間に関する結果は9月末までに公開予定。
《佐藤亜希》

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