「はい」か「いいえ」を答えるだけで、出身地をずばり当ててしまう「出身地鑑定!!方言チャート」。東京女子大学篠崎晃一教授のゼミ生である女子大生とジャパンナレッジが開発したこのチャート、高精度である点に驚きを隠せないネットユーザーが続出している。 「方言チャート」とは、方言に関する質問に答えるだけで回答者の出身地を当ててしまうという、学問的かつお楽しみ要素たっぷりの診断ツールだ。方言チャートのWebサイトによると、チャートはもともと、ゼミ生たちが実際に使われている方言の地域差を調べるツールとして開発したものだという。 5月16日現在、公開されている方言チャートは2種類。基本の「方言チャート47都道府県」と、さらにエリアを細分化したマイナーチャート「方言チャート100PLUSII」だ。篠崎ゼミ8期生が手がけた初代方言チャート「方言チャート47都道府県版」に後輩ゼミ生が改良を加え、年々正答率を上げてきた。 チャート内でいう出身地とは、3~4歳、13~14歳の言語形成期と呼ばれる時期に生活していた地域のこと。簡単な質問に答えるだけで、自分の出身地が明らかにされてしまう。 公開中の各種方言チャートの正答率は、すでにチャートを利用したユーザーのお墨付き。出身地を正確に導き出す精度とユニークな質問に驚き、「当たりすぎて怖い」といった声もあるほど。 利用はジャパンナレッジ内の特設Webサイトから。方言とは何か、子どもと一緒に考えるきっかけにしてみてもよいだろう。なお、チャートはjavaScriptに対応しているブラウザで利用すること。