「東大合格生が小学生だったときのノート」著者伝授、高学年の色使い術

教育・受験 小学生

ノートに色を使う場合は、基本3色、ルールを決めて使うことが大切!
  • ノートに色を使う場合は、基本3色、ルールを決めて使うことが大切!
  • 色を使わなくても、重要な部分を目立たせる方法はあります!
  • 太田あや著 『東大合格生が小学生だったときのノート』 講談社より発売中  Copyright (C) Kodansha Ltd. All Rights Reserved.
 今朝、学校へ行く支度をしている2年生の息子を見ると、下着の前と後ろを逆に着ているようで、Tシャツの襟ぐりから下着がはみ出ていて…。でも、もうこれは日常すぎることなので、「ま、いいか」と思い見過ごしたのです。それが、玄関を出て行こうとする息子を見ると、今度はズボンの前と後ろが逆。さすがにそれはと注意。「もう、早く言ってよ」とイライラしながら玄関でズボンを履き替える息子を見ながら、「なんでかな。前と後ろの二択しかないのにどうして毎回間違えるかな…」と。自分でお洋服を着るようになってからずっと。小学生になってもずっと。左利きのせいか!なんて思ってみたり……。関係ないか。

 そんな逆が大好きな息子ですが、最近は、文字の左右を反転させた鏡文字がすっかりなくなりました。左利きの彼にとって、文字はいつも書きづらそうでしたがだいぶ慣れてきたようです。成長ですね。次は、お洋服を着ることにも早く慣れて欲しいなあ。

◆色は大切な部分を目立たせるために使う

 いきなり関係のない話から入りましたが、今回のお話は、ノートの色づかいについてです。今、文房具屋さんへ行くと、いろんな種類のペンが色とりどりに並んでいて、見ているだけで楽しい気分になりますね。色ペンや色えんぴつは、ノートづくりを彩ってくれる大切なものです。低学年のうちは、いろんな色を使いノートを書くことを楽しんでもらえたらと思います。でも、学年が上がるにつれ、色との付き合い方を考えなくてはいけません。

 色は何のために使っているのか? 大切な部分を目立たせるために使うのです。ですので、色をたくさん使えば使うほど、どこが大切なのかわからないノートになってしまいます。

 また、ノートを書いている最中に、あれこれと色ペンを持ちかえていては、書くスピードが遅くなり集中力が切れてしまいます。ノートを書く際には、えんぴつやシャープペンの黒色に赤色、青色の3色で十分です。

 余談ですが、授業中、ペンを持ちかえる時間がもったいないと、シャープペンと色ペンの2本をお箸のように持ち、ペン先だけを変えてノートを書いていたという東大生がいました。授業で習う知識を少しでも漏らすことなくノートに書きたいという執念ですね。

◆色は3色、ルールを決めよう!

 また、ノートに色を使うことで、「一番大切なところは赤色」など知識の優先順位をつけることができます。ですので、その日の気分によって「今日はピンク」「今日は青かな」と色を変えるのも良くありません。色を使う際に大切なことは、「色は3色」にし、さらに「ルールを決める」ということです。

 例えば、こんな使い方ができます。

黒色・・・メインで使います。黒板を書いたり、問題や解答を書いたりするのに使います。
赤色・・・とても大切な部分を目立たせるときや問題演習の丸つけに使います。
青色・・・赤色以外で目立たせたい部分、まあまあ大切だなと感じた部分や、また、見直しをした問題の丸つけなどにも使います。

 このようにルールを決めて使うことで、どこがどれくらい重要なのかが一目瞭然のノートが書けるようになります。

◆色は、自分で選んでOK!

 色は赤、青でなくても大丈夫です。ある東大生が、普通であれば赤色を使う一番重要な部分を蛍光ペンの黄色で書いていました。「見づらくない?」と聞くと「これがいいんです!」と。「見づらいからこそ、一生懸命見ようとして覚えるんです」と東大生。暗記するための工夫ですね。ですので、色は、自分の勉強法に合わせたり、やる気が出る好きな色でもいいと思います。きちんとルールを決めて使う、これだけは忘れずに!

 また、3色では足りないなと感じる場合があるかもしれませんが、色は重要な部分を目立たせるために使うもの、と考えれば、色を増やす必要はありません。筆圧を変えてえんぴつに濃淡をつけて書いてみたり、直線や二重線などラインを引いてみたり、囲んでみたり。いろんな工夫ができます。もし1色を足すとしたら、蛍光ペンがオススメです。見直したときなど、どうしても覚えられない部分に引くと印象に残りやすいです。

◆東大生は筆入れが小さくシンプルでした 

 この記事を書いていて、取材の際に持ってきてもらった東大生の筆入れを思い出しました。みんなとてもコンパクトな筆入ればかりでした。それまで中高生の筆入れというと大きなポーチのようなものをイメージしていました。その中にキャラクターのシャープペンやカラーペン、ふせんなどがいろいろ入ってなんだかとっても楽しそうな筆入れ。

 でも、東大生の筆入れは、シャープペン、赤ペン、青ペン、消しゴムがちょうど入るくらい。とても小ぶりでキャラクターも描かれていないとてもシンプルなものでした。書く道具では無駄を省き、その分書く作業に集中し内容を充実さたいと思うのが、東大生らしさなのでしょうね。

 今夜は是非、お子さまのノートと筆入れを見てみてください。ノートに色は使い過ぎていませんか? 色にルールはありますか? もし、気分によって色を使っていたり、カラフルすぎるノートだったりしたら、お子さまと一緒に、何のために色は使うのか、どんな使い方をしたら見やすいノートになるかを話し合ってみてください。

【小学生のノート力】カラフルなだけのノートは卒業! シンプルでルールのある色づかいを目指そう

《太田あや》

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