ソニー教育子会社×トライ、KOOVプログラミング教室を全国展開

 ソニー・グローバルエデュケーションとトライグループは、ロボットプログラミング事業の拡大に向けて業務提携に関する取引基本契約を締結し、共同でプログラミング教室を全国展開する。

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トライ式プログラミング教室の概要
  • トライ式プログラミング教室の概要
  • トライ式プログラミング教室の特徴
  • トライ式プログラミン教室で育つ3つの力
  • トライ式プログラミング教室のカリキュラム
 ソニー・グローバルエデュケーション(Sony Global Education)とトライグループは、ロボットプログラミング事業の拡大に向けて業務提携に関する取引基本契約を締結し、おもに小学1年生から6年生が対象のプログラミング教室「トライ式プログラミング教室」を全国展開する。11月には無料の体験イベントも実施予定。

 2020年の教育改革を前に、これまでの知識偏重、暗記重視の学習から、基礎基本を土台とした思考力・分析力・表現力が重視される学習へと徐々に変わってきている。また、社会の変化の中で、プログラミング的思考のできる人材の重要性が増してきている。

 ソニー・グローバルエデュケーションは、2017年2月にロボットプログラミング教育分野に向けて新たなコンセプトで教育キット「KOOV(クーブ)」を発表した。KOOVはブロックで自由な「かたち」をつくり、「プログラミング」によってさまざまな動きを与えるもので、子ども一人ひとりが、より楽しく、自分なりのペースでプログラミングを遊びながら学べるように開発された学習キットだ。

 トライグループは、家庭教師および個別指導塾運営を中心に全国で教育事業を展開する総合教育企業であり、家庭教師生徒数・直営個別教室数はともに国内最大だという(2016年5月20日産經メディックス調べ)。創業以来30年間マンツーマン教育にこだわり、100万人を超える指導実績に裏づけされた教育ノウハウを生かし、子どもたちのやる気を引き出す教育サービスを展開している。

 今回の業務提携で、両社はKOOVを利用した独自カリキュラムのプログラミング教室を全国で展開する。ソニー・グローバルエデュケーションの技術力とトライグループの教育ナレッジを最大限活用したもので、全24回の講座を1コースとして提供する。

 講座の特長は、カラフルなKOOVのデザインとわかりやすいプログラミング言語、トライグループが開発した「スリーステップ学習法」、段階別に学べるカリキュラム、スタッフによるサポート体制の4つ。11月は全国198教室で無料の体験イベントを開講予定。申込みや問合せは、「トライ式プログラミング教室」のWebサイトで受け付けている。
《鈴木邦明》

鈴木邦明

帝京平成大学 人文社会学部児童学科 准教授。1971年神奈川県平塚市生まれ。1995年東京学芸大学教育学部卒業。2017年放送大学大学院文化科学研究科修了。神奈川県横浜市と埼玉県深谷市の公立小学校に計22年間勤務。2018年からは帝京平成大学において教員養成に携わっている。「学校と家庭をつなぐ」をテーマに保護者向けにも積極的に情報を発信している。

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